再読のための覚え書き
女の二十四時間
シュテファン・ツヴァイク(1881-1942)
高橋健二訳
旅行中の婦人が、滞在するホテルに夫と子どもを残して、知り合ったばかりの男と駆け落ちした。
その場に居合わせた「私」は、他の客たちとともに、そのスキャンダルについて話していた。
「私」が婦人の行動を弁護すると、議論は白熱化していった。
すると、その議論を聞いていたイギリスの老婦人が「私」に、自分の過去の秘密を聞いてほしいと願い出た……。
「年をとるということは、過去に対してもはや不安を持たないということにほかならないのです」
「感情の混乱」を併録。
2023.6.15読了
女の二十四時間
新潮文庫
昭和25年12月15日初版発行
昭和44年8月30日26刷
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