長島 潤 Sing a mindscape

jun nagashima singer-songwriter

「国吉康雄展」茨城県立美術館

2023-11-22 22:01:00 | 旅行




君のテンポと

違っても

僕はリズムで

合わせてあげる


僕のリズムと

違っても

君はテンポで

合わせてくれる


そんな複雑なこと

できるようになった

僕たちの長い歩み


2023.11.14



関東地方での開催は7年ぶりとなる国吉康雄展を観るために水戸へ。


まずは水戸駅のホームにある立ち食い蕎麦屋で、名物の唐揚げ蕎麦で腹ごしらえ。




ホテルに荷物を預け、美術館の隣の千波湖。

湖畔を30分ばかり歩く間ずっと、僕たちの横を、つがいのカモが一緒にゆっくりと泳いでくれた。




水戸偕楽園の門前で食べた梅のソフトクリームは、新潟笹川流れの日本海ソフトクリームや、長野小布施のりんごのソフトクリームと並ぶ美味!




翌日は、お目当ての茨城県立美術館へ。

今回の国吉康雄展は、国吉の画家としての歩みが丁寧に説明されていて、より一層興味深く観ることができた。


茨城県立美術館はとても大きく、しかも、ほとんどお客がいなくて、貸し切り状態!












武者小路実篤「暁・ある彫刻家」

2023-11-22 15:17:00 | 

再読のための覚え書き


暁・ある彫刻家

武者小路実篤(1885-1976)


《暁》

初老の売れない画家が、家族の協力によって初の個展を成功させる物語。


画家の目を通して、実篤の美意識や芸術へのこだわりが語られるのがおもしろい。


「暁」、「ある彫刻家」の他、三編を併録。



2023.11.22読了


暁・ある彫刻家

角川文庫

昭和29年4月15日初版発行

昭和30年4月15日再刷

旧仮名遣い


#本 #読書 #文学  #文庫 #武者小路実篤 #暁・ある彫刻家






ウォーレス「ベン・ハー」

2023-11-22 15:16:00 | 

再読のための覚え書き


ベン・ハー

ルー・ウォーレス(1827-1905)

白石佑光訳


ユダヤがローマ帝国の統治下にあり、イエス・キリストが生きた時代。


ユダヤ人のベン・ハーとローマ人のメッサラは、かつては仲の良い幼馴染だったが、ローマで学んだメッサラはユダヤを見下すようになる。


そしてベンハーは、メッサラの裏切りに遭い、奴隷としてローマの軍船の漕手として数年を過ごす。


しかし、司令官を助けたことで解放され、ローマへの復讐心とともに、生き別れとなった母と妹を探すのだが……。



2023.11.20読了


ベン・ハー

新潮文庫

昭和35年8月10日初版発行

昭和40年8月20日14刷


#本 #読書 #文学  #文庫 #ウォーレス #ベン・ハー






伊藤永之介「警察日記」

2023-11-22 15:15:00 | 

再読のための覚え書き


警察日記

伊藤永之介(1903-1959)


東北の田舎町の警察署。

毎日そこに持ち込まれるのは、万引き、窃盗、詐欺、姦通、人身売買……。


連作をユーモアとともに描いているものの、農民文学出身の作者だけあって、戦争直後の貧農たちの悲惨な暮らしぶりがベースにあり、どの話も哀愁を漂わせている。



2023.11.16読了


警察日記

角川文庫

昭和28年12月20日初版発行

昭和32年5月20日15刷

旧仮名遣い


#本 #読書 #文学  #文庫 #伊藤永之介 #警察日記






福田清人「若草」

2023-11-22 15:13:00 | 

再読のための覚え書き


若草

福田清人(1904-1995)


落ちぶれた画家赤城三峰の17歳の娘マキは、幼い頃に母を失くし、三峰と二人で生きてきた。


親の才を受け継いだマキは、家計を助けるため、夜の銀座に出て似顔絵を描き、わずかな収入を得ていた。


ある日、三峰が病いで倒れた。三峰はマキに、誰にも売らずに大切にしていた自分の絵を画商に売ってほしいと頼む。


その絵は、マキの母を描いたものだった。マキはその絵を見ながら、母は今でもどこかで生きているのではないかという予感を持っていた……。



2023.11.8読了


若草

角川文庫

昭和28年10月15日初版発行

昭和35年3月30日13刷

旧仮名遣い


#本 #読書 #文学  #文庫 #福田清人 #若草