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分娩後脱毛症

2022-03-14 06:35:00 | 日記
おはようございます!あるくべきのふみです!暖かくなってきましたが、花粉症の人には辛い季節になってきました。対策をしてしっかり歩き氷冷しましょう♪

産後の抜け毛についての悩みを聞いたので、今回は産後の抜け毛についてです。
骨も筋肉も皮膚も常に破壊と再生を繰り返していますが、髪にもヘアサイクル【毛周期】というものがあります。

ヘアサイクル(毛周期)は「成長期」「退行期」「休止期」の3つから構成されます。男性は 3~5 年,女性は 4~6 年で繰り返しています。成長期に伸びた髪の毛は退行期には衰え抜けやすくなります。そして、休止期に成長が止まり、脱毛していきます。

分娩後脱毛症とは、産後の女性にだけ見られる脱毛症です。産後脱毛とも呼ばれています。原因には、女性ホルモンのはたらきが大きく関わっています。

普段髪の手入れをしている時に、いつもより多めに髪が抜けることで気づくことが多いようです。人によっては前髪の生え際が後退してしまうほど髪の毛が抜けることがあります。

症状には個人差がありますが、分娩後脱毛症は妊娠・出産を経過した多くの女性が経験しており、出産後2~3カ月で現れ始めます。

分娩後脱毛症の主な原因としてあげられるのが「女性ホルモンバランスの乱れ」です。女性ホルモンには「プロゲステロン(黄体ホルモン)」と「エストロゲン(卵胞ホルモン)」という2種類のホルモンがあります。妊娠中はこの女性ホルモンが通常よりも多く分泌されます。

女性ホルモンには、髪の毛の抜け毛を防いだり、髪の成長を促進させたりする働きがあるため、女性ホルモンが多く分泌されている妊娠中は、抜けるはずの髪の毛も抜けにくい状態になっています。

妊娠中に毛深くなる人が多いのもこのホルモンバランスが影響しています。 産後はこのホルモンバランスが一変し、女性ホルモンは急激に減少してしまいます。この減少により、妊娠中に抜けるはずだった髪が一気に抜け落ち、薄毛になってしまうのです。

その他の原因として、赤ちゃんとの新たな生活でのストレスや、産後ダイエットによる栄養不足、母乳による影響なども考えられます。

母乳育児が必ずしも産後の抜け毛・薄毛になるという根拠は明らかにされていませんが、母親が食事から摂った栄養が含まれる血液が赤ちゃんのための母乳となるので、産後の母親の体は栄養不足に陥りやすくなります。

栄養不足になると、髪の毛まで栄養が行き届かなくなってしまう為、髪の成長が止まり抜け毛につながると言われています。
産後の無理なダイエットも同様に栄養不足につながるので、要注意です。

分娩後脱毛症はその他の脱毛症と違って、時間の経過とともに治るもので、目安としては出産してから6ヶ月~1年ほどで自然に回復していきます。回復スピードには個人差がありますが、授乳を終える頃には本人も知らない内に改善されているケースが多いようです。

対策としては、食生活を改善すること、良質な睡眠をとること、自分がリラックスできる時間を作ること、頭皮ケアを行うこと等があります。どれも特別なことではありませんが、周りの協力なしには当たり前にできないことも多いのです。頑張りすぎないことが大事かもしれません。


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