読んだら歩きたくなるブログ

『歩行不足』な現代人は、自己骨盤矯正ができてなーい!自分でできる骨盤矯正に興味のある方へのブログです。

手指の変形性関節症

2020-11-09 15:23:31 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
ちょっと肌寒くなってきましたが、歩いているとちょうど良いですね。今日もしっかり歩き、氷冷しましょう♪

前回は、腱鞘炎についてだったので、ついでに、40代以降の女性がよくなる指の変形“ヘバーデン結節”と“ブシャール結節”についても書いておきます。

指の第1関節(DIP関節)が変形してしまうのが“ヘバーデン結節”で、指の第2関節(PIP関節)の変形が“ブシャール結節”です。第2、3関節の変形になると、関節リュウマチの症状の場合もあります。

関節リュウマチは、免疫の仕組みが関係していると考えられており、自己免疫疾患に分類されます。

ヘバーデン結節、ブシャール結節は、どちらも指の変形性関節症に分類されます。

症状は、どちらも類似しており、指関節の背側の中央に2つのコブ(結節)ができたり、赤く腫れたり、曲がったりします。変形が進行すると、関節を動かすことが難しくなることもあります。痛みは必ず生じるものではなく、中には全く感じない人もいます。

第1関節か第2関節かという場所の違いで、名前が違っています。病名は疾患報告者の名前なので、ヘバーデンさんとブシャールさんが報告したってことです。

どれも原因は、現状はっきり分かっていません。遺伝、加齢、更年期・妊娠・出産時のホルモンバランスの乱れ、腎臓機能の低下、手先の使いすぎなどが原因ではないかとも言われています。

実際に、高齢の女性の手を見ると、ほぼどこかしらの変形があるので、多くの女性に発生していると言えます。

これらの疾患も腱鞘炎と一緒で、病院にかかると、使い過ぎを注意され、投薬、テーピング、ステロイド注射などで対処されます。そして、手術…という展開もあります。

変形の原因が不明であろうとも、関節の位置を正しくすると、痛みはほぼ消えることは分かっています。ちなみに、癌であっても、関節を整複することで痛みがほぼ消えるそうです。つまり、痛みは、病変からきているものは少く、関節のズレからくるものが多いのではないかと思うのです。

私の会った患者さん達で、指に痛みがある時、患部を引っ張ったり、温めたりすると痛みが緩和するからやってると話してくれる方も多いのですが、ここでもう一度、大きな声で言いたいのです。


絶対に!です。
一時的に緩和するのは確かにそうです。けれど、その後はどうですか?私からすると、治すことから逆走していると思ってしまうのです。

引っ張るのではなく、押し込む(力が強いと反力で意味なくなるので、ものすごい弱く)ほうが良いですし、温めるより冷やすほうが良い結果につながります。実際に、その場で軽く整複しても、驚かれるほどの効果が出ます。


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