こんにちは!あるくべきのふみです!
今年は梅雨がなかなか明けませんね。暑いのは嫌ですが、雨が続くのも困りますね。歩ける時に歩いて、帰ったら氷冷しましょう♪
「先生、○○っていうサプリメント効きますか?飲んだほうが良いんでしょうか?」
宣伝広告の効果ってスゴイなと思いますが、こういう質問はよくされます。
食事を補う目的のサプリメントはまだしも、関節軟骨を補給するとか、筋肉を造るとか、皮膚を内側から…とか、そういうのは、個人的にオススメはしません。
基本的に、口に入れたものは、いったん全てが胃で溶かされ分解されます。アミノ酸という分子にまで分解され、それが吸収されて体内に入ります。体内に入って、その成分が、目的地である軟骨や筋肉や皮膚に届く確率は、めちゃくちゃ低いのです。全く届いていないという調査結果も実際にあります。
ただ、医学的に効かないと証明されようが、効く、効いたという人がいます。ここが人間のすごいところだと思うのですが、プラセボ(プラシーボ)効果というものがあります。
プラセボ効果とは、効き目がある薬だと本人が思い込むことで、実際に症状が改善されることです。治験の際は、本来の薬と、偽薬を作って、その効果を確かめます。
アフリカの部族で、お腹が痛くなったら歯磨き粉を舐めると治るという人達がいて、調査すると、歯磨き粉には痛み止めの成分はないのに、その人達は本当に治っているという結果が出たという話があるそうです。
それが所謂プラセボ効果というものなのですが、なぜこんな効果が起こるのか理由は明らかになっていないのです。暗示や自然治癒などが背景にあるようですが…。
想像してみてください。自分が信頼している先生から出された薬と、信用ならないと思った先生から出された薬。全く同じ薬だったとしても、その効果は違う気がしませんか?
つまり、これは本当に効くんだ!と信じることで、本当に効いてしまう不思議なんです。私は、『思い込み』が一番ものすごい薬なんじゃないかと思わずにはいられません。
というわけで、個人的にサプリメントをオススメはしませんが、否定することもしません。もし、本気でその効果が出ると信じられるなら、効く可能性はあるのです。まぁ、もし半信半疑であるなら、効かない可能性が高くなるので、止めたほうが良いかもしれませんが…。
これ絶対に効くからと他の人に強要したりするのはどうかと思いますが、自分に合っているというものは、飲んでいても良いのではないかと思います。
「サプリメントが効くかは、その人の思い込み次第です。」と、私は答えています。