洛中在住

京都暮らし

源光庵

2008-09-24 | 京都の寺・神社
先日の京都帰りでは、北区鷹峯にある源光庵へ、悟りと迷いの窓を見に行きました。
ここには高校から二十歳ぐらいの頃、よく座禅を組みに行ってたんですけど、久しぶりに覗いてみると、えらく綺麗になっていて驚きました。



あ、よく日記に「この寺は高校から二十歳ぐらいの頃行った」と書いてますが、それぐらいの年齢に何故か歴史マニアになって、自転車で京都の寺めぐりをするのが趣味だったんですよ。その頃に大抵の京都にある神社仏閣は制覇しているんです。いま思うと渋いヤングだった。



ちょっと高台にある源光庵には、すでに秋が来ていました。


こんな家(寺だけど)で、何も持たずに季節を感じて生きていきたい。


色合いはまだ夏の庭だけど、虫の大合唱でした。


これが悟りの窓。
「禅と円通」の心を表し、大宇宙を表現しているらしい。なにやら壮大。


四角は迷いの窓。生きてる限り、「迷い」で良し。


高校生の頃、ある小説を読んで「血天井」に興味を持ち、源光庵にはじめて来たんです。
血天井とは伏見城の遺構で、徳川方の鳥居元忠らが自刃した時の床板を天井にして戦死者の霊を供養しているんです。
源光庵の血天井は手足がハッキリ見えると聞いて、同じく近くにある血天井の正伝寺の帰りに寄りました。血のついた足がベッタリと天井に。何百年前の死者の面影が見える寺です。
(怖いから写真は撮りませんでした)



秋が深まった頃に、どうぞ。
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