リノベーションの打ち合わせは、去年の夏からはじまっていました。
建築・インテリア好きの私は、今回のリノベーション、内装のことは全て任されています。
(町家でもそうだったんですけどね)
男の子の子育てをする家だから、おうち(一階)のテーマは「男前」。
媚びない男っぽいインテリアにする!
ステンレス・アイアン・木。
テーマはハッキリしているので、その方向で必死になって情報を集めまして、打ち合わせの第一声は
「キッチンは「凛」にしてください」
でした。
キッチンがオールステンレスというのは絶対条件でした。
和風!というイメージが強くて意外に思われるかもしれませんが、本来私の好みは無機質でシンプルな
建築・インテリアです。その好みは昔からで、絵もどっちかというとシンプルだし、町家生活だって
ZENスタイルを目指していました。途中からグダグダになったけどさ。
小学生の頃から安藤忠雄のコンクリート打ちっぱなし建築とか「カッコイイ!」と痺れてましたし、
生活感のない真四角で真っ白の家とかもワクワクします。各地の近代美術館の建築も大好きです。
コンクリート・ガラス・ステンレスなど、ようは緊張感のある空間が好きみたい。
で、いろいろ調べたのですが、TOYOキッチンは高くておしゃれすぎて恥ずかしいし、
ちょっとステンレスを使っている普通のメーカーのだと確かに便利かもしれないけど
イマイチピンとこない。
いっそ完全に業務用厨房のメーカー入れちゃおうかなぁと思っていたところに飛び込んできた
画像がこれでした。
画像はお借りしています。
オールステンレスキッチン
2003年度グッドデザイン賞受賞
「プロの厨房職人がお届けする熟練の技によるデザイン・機能性の高さにより、創造力を存分に発揮できる料理の本質を突き詰めたキッチン。」
「これこれ、これー!!!これ決定ー!!!!」
と鼻息荒くなりましたが、メーカーのサイトを見てもどこにも載っていませんでした。
いろいろと検索してみましたが、凛はなくなってしまったのか…とリクシルのおねーさんに恐る恐る
尋ねたら凛は特注オーダーで現在も受注生産体制で製作・販売しているとのこと。
しかし、在庫自体が存在しないため、安価で購入できることはないそうな!
見積もり出してもらったら、普通のシステムキッチンの倍以上はする値段ですよ。
あまりの値段に業者さんもビビッておられました。
目玉飛び出る値段でしたが、今回の家づくりはまずキッチン重視でいきたかったので「凛」採用!!
ここ数年でも京都の家に「凛」を入れたのは一軒だけなんですって。
画像はお借りしています。
このキッチンで小文太にご飯をつくって大きく育てるんだ~!