洛中在住

京都暮らし

うどん屋のおばあちゃん

2009-02-27 | 日常
京都の家の近くの古い古いうどん屋さん。
おばあちゃん一人で切り盛りしています。

何もかもがレトロで、聞けばおばあちゃんが嫁いで来たときから、もう店は古かったそう。
だから普通に考えても大正時代にはこの店はあるんでしょう。

シンプルだけど、朝早くから仕込みをするダシが美味しい。
「ダシが勝負ですわ」とおばあちゃん。


のれんの向こうに「おくどさん」(ご飯を炊く釜戸のこと)が見える。
ちゃんと火が入ってる現役のおくどさん。
気になって仕方なかったので、「はしり」(台所だいどこ)を見させてほしいというと
「どーぞどーぞ」と快く入れてもらいました。


おくどさんは現役で、うどんを茹でていました。
おばあちゃんの前には井戸があります。
「息子らはこんな古い店て言うんですけど、こうやってお客さんとお話させていただけるのが楽しいから、
 私が元気なうちはここでやらせてもろてるんです。生き甲斐やさかいに」

おじいちゃんに先立たれて、たった一人で古いうどん屋さんを切り盛りしているけど、
常連さんに囲まれて、おばあちゃんはイキイキと幸せそうに商売をしています。
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京都御苑 梅林・小川

2009-02-26 | 日常
義母のお見舞いついでに京都御所へプラリと寄りました。

目的は御苑の梅林。


まだつぼみが多かったけど、咲いていましたよ~!
梅の花の香りも充満していました。


梅園の南、春の小川。


切り株に座って米粉パンを食べる。
誰かが遊んだのか、松ぼっくりがいっぱい置いてあった。


あと、京都御所の西側、蛤御門の向かいにある護王神社に寄って、義母用に足腰のお守りを買って
鴨川でいい香りの沈丁花を少しだけいただいて病院へ。


京都ー大阪間の行き来はしんどいけど、どこかで楽しみを見つけなきゃ!
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昔のものを今の空間に

2009-02-23 | ジャンク・市・器
ただやみくもに古いものが好きなわけではなくて、その古い物体を、どう今の空間に
演出するのかを考えるのが好きなんです。

この錆びてボロボロのでっかい鉄板を真っ白い大きな壁に飾ると映えるだろうな、とか。
このギザギザ加減が素晴らしい。
(これ富田林の民家の端に捨ててあったのですが、近所だったら持って帰りたかった!)
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京都の和菓子

2009-02-21 | 日常
京都へ帰ってきております。

大阪から京都へ帰る鳥羽伏見の付近、国道1号線を挟んで城南宮の向かい側に
「おせきもち」という400年の歴史がある店があって、一度食べてみたかったので寄ってみました。

これが思った以上に美味しかったのです。
あまり甘くない素朴なあんこがたっぷりで、下のお餅もやわらかい。
大好きな赤福より断然美味しい。オススメです。


ついでに前の日記に載せていた京都の和菓子をまとめてアップしておきます。

賀茂みたらし茶屋のみたらし団子。下鴨神社の横にあります。
一番上の団子は2つめの団子と少し離れているのが特徴。


持ち帰りはこんな感じ。



今宮神社の名物あぶり餅。
よく時代劇にも使われる茶屋です。
子供の頃からしょっちゅう行ってたのですが、最高に美味しい!!
学校帰りに寄って友人と宿題・おしゃべりで何時間も居座っていたら
お店のおばあちゃんがもう一皿プレゼントしてくれた。


持ち帰りはこんな感じ。



ちょうど今日だけど、毎月21日、弘法さんの日にだけ売り出される笹屋伊織のどら焼き。
(現在は20、21、22日の3日間)。
享保元年(1716年)創業。

どら焼きと言っても三笠ではなくて、小麦粉焼いた皮でこしあんをクレープ状に巻いています。
東寺の銅鑼(どら)を熱して作ったから、どら焼なんだそうです。

三日間しか売らないから、観光客にはまぼろしに近いお菓子かも。
包みはこんな感じ。



幽霊子育飴。東山の六道珍皇寺門前にある飴屋さんです。
幽霊が子供を育てるために飴を買いに来たというお話のもの。
麦芽糖のとっても素朴な味。



安政三年(一八五六)創業「満月」の「阿闍梨餅」。
我が家のお土産の定番はここ。
皮がモチモチで美味しいのだけど、開店と同時に本店に行って、ほんのりあたたかい
出来立てを食べるのが一番美味しい。



「鶴屋吉信」 秋襲(あきがさね)
晩秋の池の中のようで、とても綺麗な羊羹。


鶴屋吉信の本店二階がオススメ。
お寿司屋さんのカウンターみたいな席で職人さんに目の前で和菓子をつくってもらえます。


夏はこんな感じ。



長五郎餅。
天正15(1587)年、太閤秀吉が開いた北野大茶会の際用いられたという由緒正しきお餅です。
北野天満宮東門内に毎月25日だけ出店。



俵屋吉富。
京菓子文化の資料館があって、抹茶と季節の生菓子を食べれます。


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梅小路蒸気機関車館 4

2009-02-20 | 日常
梅小路蒸気機関車館では実際の蒸気機関車列車に乗れるんです。
時間が合わずに乗れなかったのですが、「SLスチーム号」が待機していました。
展示運転線は往復約1kmで、乗車時間は約10分だそうですが、本当に乗りたかった。






横からたくさんの蒸気を出していました。


萌ゆる。


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梅小路蒸気機関車館 3

2009-02-19 | 日常
いろんな角度から。






大きさとか重量感が伝わらなくて悔しいです。






鉄道ファンでもない旦那が終始興奮気味。めったに携帯カメラを使わない人なのに
「D51携帯の待ち受けにする」
とパチリ。(…を、パチリ)

やっぱり男だな。
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梅小路蒸気機関車館 2

2009-02-18 | 日常
扇形車庫。
扇を開いた形に見える蒸気機関車の車庫。



広い!!







そして本物の機関車がたくさん!!







たとえば飛行機や船がどういうものかわかっていても、実際目の前にしてみると
ただ単純に大きいだけで結構感動しますよね。
ここもそうで機関車があるのはわかっていても、こんな広い場所でこんなにたくさん大きな
機関車を見ると、乗り物にさほど興味がなくても、純粋に広さと多さと大きさに感動します。

扇形車庫は大正3年に建設された現存する最古の鉄筋コンクリート造りの建築物ですって。
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梅小路蒸気機関車館 1

2009-02-17 | 日常
この前、梅小路公園の手づくり市に行ったときに初めて「梅小路蒸気機関車館」へ入ってみたんです。

日本の鉄道開業100周年を記念して1972年に開設された蒸気機関車館。
入り口の資料展示館は旧二条駅舎です。(京都市有形文化財)


いい雰囲気です。
現役時代、日本最古の木造駅舎と言われていたそうな。


蒸気機関車の動輪。でっかい。


資料館内部のC11形実物展示カットモデル。
実際に運転席に座り機器を操作すると汽笛やドラフトの音がして、運転士の気分が味わえます。


さて、ここまでは私も冷静でした。
鉄道にもさほど興味もないし、歴史として「ふ~ん」てな感じで。

それが、この奥の蒸気機関車の車庫へ行ってアッと驚くのです。
「なんで京都に生まれ育って、なんでここに来なかったんだろう!」と。
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ペンネンネネム

2009-02-16 | 日常
大阪の中津にある絵本と珈琲のカフェ「ペンネンネネム」に行ってきました!
自転車で行ける距離です。

去年から行きたかったんですが、いえ、実際は店の前まで行ったんですが
まだ早すぎて開いていなかったという悲劇が…。
それでしばらく忘れていたのですが、仲良くさせてもらっているCさんが
ここに行ったことをブログに書いておられて、「先越された!」とですね、
慌てて行ったわけです。今度はしっかり時間を調べて。

店の前。

黒板の猫ちゃんは「29段上に大切なものは全部ある」と言っています。

だから、この階段は29段あるのでしょう。


お店の入り口。
きゅ~ん☆(私のオトメ心の音)


店内は絵本やら絵本関係の小物やらで埋め尽くされていて、とってもメルヘン!
でも平日なのに、ちょっと待ったぐらいすっごい人で混雑していて店内の写真撮れず。

そして、これ!去年からこれが食べたかったんです!

じゃ~ん☆


ぐりとぐらのホットケーキ!!!
きゅ~ん☆☆(私のオトメ心の音)
絵本を読んだことある人ならわかりますよね?

こうやって森の皆(動物)と分け合って食べてましたよね!
きゅ~ん☆☆☆(ひつこいけど私のオトメ心の音)

可愛らしさだけで、正直味は期待していなかったんだけど、このホットケーキ相当美味しかったです。
ホットケーキというより、タマゴケーキみたいな感じ。とっても素朴。

実はこのお店、京都にもありまして、二年ほど前に行っています。
ビルの中にある大阪のお店とは真逆の、古い町家。(画像は前のブログから)


ここも絵本と小物だらけで、おばあちゃんの家みたいな落ち着けるカフェでした。


…が!!!!

京都店は閉店してしまったんですよ~!う~ん、あまりに隠れ家的場所すぎたか。
いいカフェだったのに残念!!!

大阪の方は流行っているので大丈夫でしょう。また行こう。
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富田林 寺内町(じないまち)旧杉山家住宅

2009-02-15 | お出かけ・旅
重要文化財の旧杉山家住宅にも入ってみました。(400円)

ものすごく立派な屋敷。
明治の終わり堺の与謝野晶子らと活躍した明星派歌人石上露子はこの家で生まれた
そうなのですが、「超オジョーやん!」と説明に裏手でツッコム。


暗い町家の障子のあかりが好き。


直線の家は気持ちいい。


座敷




美しい…


激しく住みたいけど、こんな広い家どうやって掃除するんだろうと、どうでもいいことばかり
心配してしまった。


裏から


そういえば、以前の日記にアップしていた奈良今井町の写真も後日ここの日記にアップしますね。
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富田林 寺内町(じないまち)

2009-02-14 | お出かけ・旅
大阪の富田林(とんだばやし)にある寺内町(じないまち)というところは
古い町並みだぞと情報を仕入れていて、いつか行こうと思っていました。
本日のあたたかい気温に、ついフラフラ出かけてしまいましたよ。

我が家からバスと地下鉄と近鉄電車を乗り継いで一時間ちょっと。
大雑把に言えば富田林は大阪の南の方の奈良や和歌山の境目近くにあります。

とても小さな富田林の駅。
しかし、駅から400m南にある寺内町はなかなかのものでした!!



東西400m、南北350mの中世から続く町並み。



古い町並みマニアな私にはヨダレものな物件ばかり。



春だ~!


観光でゴチャゴチャしてる京都なんかより断然素晴らしい町並みです。


町筋の道と道は「あてまげ」といって半間ほど道をずらし、見通しを妨げているそうです。
戦国時代にできた町だけに、戦乱を避ける知恵なんですって。














続く
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お茶を点てる

2009-02-06 | 日常
父親がつくったお茶碗50個ほどの中から三個もらって来ました。(茶碗の単位ってなに?客?)




西陣にある梅寿堂でお抹茶と茶筅を買ってきて、父親の見よう見まねでお茶を点ててみました。
夫婦して作法などまったく知らないのですが、なにやら優雅なひととき。


お菓子は花びら餅。京都で正月にだけいただく伝統の御菓子です。
(父親宅で初釜をやったので、残り物をもらいました)
棒みたいなのはゴボウです。


あと干菓子。
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舞妓

2009-02-03 | 写真
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