白いノート~アラフィフ南天の備忘録

50代半ばを過ぎました。日々気づいた事を忘れないよう書き留めていきます。

お互い様って言い合える幸せ

2010-11-13 22:09:14 | 介護の仕事
『おい!コーヒーくれ!一杯では足らんわ!』

『もう2杯目も飲んだので3杯目はお茶にしましょう。飲み過ぎは身体に良くないってお医者さんも言ってましたよ』

『バカヤロウ!そんなもん飲めるか!医者みたいどうでもええわ!』

ナンテネ・・・
利用者さんからどやされたりするんです。。。

根っから悪い人ではないので、納得すれば
『あ~~~そうか~』と飛びきりの笑顔を見せてもくださるので、満更嫌な仕事でもないのです。

でも心が弱っている時は
《なんでやねん・・・なんで私がバカヤロウなんて言われなアカンの?》
泣きたくなりますね

まぁそんな事はものすごく些細な日常ですが
嫌!と思ったら坊主憎けりゃ袈裟まで憎いでして・・
もう嫌なんです!何もかも。

でもやるしかないからやる
悔しいから!より笑顔^^より適切な声がけ^^
そういう意地っ張り屋だから疲れるのかな。。。

『もう今日はやる気ない。代わって!』って言えたらどんなに楽か。。

『バカヤロウとは何ですか!私は貴方の奥さんでも何でもないのよ。』って言い返す人もいるし
『ダメって言ったらダメ!飲み過ぎに決まってるやん!ちょっとくらい我慢して!みんな2杯目だって飲んでない。○○さんだけよ、そんな勝手な事言うのは!』って言う人もいるし
『○○さん、私の言うことは聞いてくれないんで代わって~』とすぐにヘルプする人もいます。

私はムカっと来た気持ちを抑えて
『もうすぐお昼ご飯の時間なので、今回はお茶にしましょう。
その方が美味しくご飯食べられますよ』
納得されませんけど、そんな言い方をするかな。。。


正解はないのです。

いろんなタイプのスタッフがいますが、今回自分が腰痛になって
みんなの優しさが身に染みました。

いろんな場面でさり気なくフォローしてくれた。
目が回る忙しさなのに、嫌な顔しないで。

お互い様だよ^^って笑って言ってもらえる幸せ。

今度は自分がお返しをする番だね。


長年の宿題を終えて

2010-11-13 21:22:59 | 日記
叔母の三十五日のお参りに行って来ました。

生前私の母とは、兄嫁と次男の嫁という立場の違いから、争い事が絶えなかった叔母と母。
実家を精算してうちへの同居が決まった時
母は積もり積もった鬱憤を晴らすべくわざわざ叔母に喧嘩を売りに行き
売られた喧嘩を買った叔母
それ以来絶縁状態でした


理由があって現在私の父と父の弟である叔父は同じお墓で眠っています。
その為お墓参りに行くたびに母は叔母の立てたお花が気に入らない!と文句を言っていました。
きっと叔母も母が立てたお花が気に入らないと言っていたでしょう・・・・

お墓の花がいつも喧嘩をしているような気がして、私はお墓参りに行くのが嫌になっていました。

そんな事理由になりませんけれど。

そんな事もあって今回の叔母の急逝にも母はお葬式にも出たくないと子供のような事を言い出す始末。
『お願いだから!亡くなった人の悪口を言うのはもうやめて』
母の心の内を私がもっと聴いてあげなければいけなかったのでしょうが・・・
私はこれで全部終わりにしたかった。。。

“人があの世に持っていけるものは、自分が誰かにしてあげた事だけ”
先日そんな文章に出会いました。

恨みや妬み
そういうものを叔母は全て捨てて
良い思い出だけ持って旅立って行った。。。

子供の頃
私の髪を結ってくれた器用な叔母
浴衣や着物を着せるのが得意だった叔母
可愛がってもらった記憶もたくさんあるのです

お寺の本堂で初めて会った従兄弟のお嫁さんとかわいいお嬢ちゃん2人
従兄弟の小さい頃にそっくりの下のお嬢ちゃんを見て
お嫁さんと少し話をしました。
『○○君にそっくり!』
『お義母さんもそう言っていました』

少しだけしたそんな他愛のない話
叔母さん、聞こえましたか?

叔母さんは男の子2人のお母さん
母は女の子2人のお母さん
そんな事でもよく喧嘩してたね。。

でもちゃんと
従兄弟は女の子2人も授かって、叔母さんにとって待望の女の子のお孫さん。
父は男の子が欲しくて欲しくてたまらかったよね。
姉は男の子2人も産んだんだよ
私も息子いるんだよ
生きていてくれたら・・・・
どんなに喜んでくれただろう・・・・・。

父が亡くなってもうじき40年になります
父の亡くなった時の年齢を越えてしまった私
思い出の中の父は若いです(笑)

誰かが亡くなるということは
誰かの思い出が蘇るということ
そして心の中で永遠に生き続けていることを思い出させてくれる。


そんな思いを馳せています。