ガソリンが足りない。
経済産業省のホームページを見ると、
東北地方(被災地)及び関東圏でのガソリン・軽油等の供給確保状況(3月25日)
http://www.meti.go.jp/earthquake/commodities/oil0325.pdf
というPDFが出ている。
「こんなにいっぱい、しかもここまで運んでいるぞ!!」
という内容が、事細かに1枚モノで書かれている。
つくった人は必死だろう。
買占めや不安を少しでも解消したいのだから。
私は思う。
経済産業省のホームページを開く。
そこには、被災地域のスタンドに
次から次にガソリンが運ばれる写真が何枚も載っていたら、と。
事細かな文字による説明よりも、被災地の地名の入ったガソリンスタンドにタンクローリーが入って給油している写真1枚の方が、どれほど安心を生むか。
さて。
この震災の中、埋もれたニュースがいくつかある。
政治家絡みで二つほど注目したい。
土肥隆一議員が竹島について、「日本固有の領土だと主張するな」という声明に署名した件。
謝罪会見では、「国を背負っている意識はなかった」と、現職の国会議員として信じられない寝言を言っていた。
知らぬ間に彼は、民主党を離党していた。
http://www.dpj.or.jp/news/?num=19882
もう一人。松崎哲久衆院議員。
昨年11月の自衛隊入間基地納涼祭で、一方通行を無視して自身の車を逆走させ、言い争った交通統制員の自衛官の胸をつかんで強く押した、という出来事。
松崎氏本人は強く否定し、「(記事にした)産経新聞の謀略」とまで言っていた。
(本人ブログhttp://ameblo.jp/matuzaki-tetuhisa/archive2-201011.html#main)
が、3月23日の参議院予算委員会理事懇で、防衛省の聞き取り調査が発表された。
http://www17.ocn.ne.jp/~isozaki/data/matsuzaki.pdf
ほぼ、産経の記事通りの内容だった。
3月25日付の産経新聞によれば、松崎氏は民主党での聴取に対し、「事実関係を大筋で認めた」という。
まあ、「産経がまた謀略記事を書いた」というかもしれないが、
「全く事実無根」「新聞報道の名に値しない記事」とまで、自身のブログでこき下ろしていたのだから、はて、これからどんなコメントが出るのか。
そういえば。
民主党の某有名参院議員が、大学生主催のパネルディスカッションにパネラーとして出席した時の話。
彼は外套も脱がず、ポケットに手を突っこんだまま何も発言せず、担当の学生に暴言を吐いたという話を聞いた。
どうやら、「議員先生サマ~」と、殿さま扱いしなかったのが不機嫌の理由だったらしい。
土肥氏は、国の領土に対する認識はもちろんだが、竹島近くで漁業を行っている日本の漁民の気持ちがまったくわかっていない。
松崎氏は、もし報道が事実なら、事故を起こさないよう任務を果たそうと一所懸命交通整理をやっていた自衛官の気持ちが、まるで理解できていない。
某参院議員は、大学生が一所懸命イベントを成功させようとした苦労がまったくわからない。
経産大臣は、ガソリン不足で不安を持つ人々の「気持ち」が、これまたまったくわかっていない。
どこにどれだけガソリンがある、ということよりも、被災地では、「いつ自分たちのところに届くのか」が問題であり、都市部では、「本当にガソリンがあるのか」という疑念を払しょくすることが大事なのである。
そういう、国民の気持ちが理解できない。
政府関係者のみなさん。
大変なのはわかる。だが、今は国民を「指導」するのではなく、寄り添おう。
犠牲者と、被災者と、不安を持つ国民に、政治は寄り添おう。
不安を持つ国民の立場から、すべての政策・対策をはじめよう。
いま、天皇皇后両陛下は、
自主的に停電をされておられると聞く。
千代田区は、計画停電区域に指定されていない。
しかし両陛下は、国民と「困難を分かち合いたい」と、
第1グループの時間に合わせて、電気を切っておられる。
時には、ろうそくや懐中電灯を使われている。
両陛下のお言葉が、胸に染み込んでくる理由が、わかった。
経済産業省のホームページを見ると、
東北地方(被災地)及び関東圏でのガソリン・軽油等の供給確保状況(3月25日)
http://www.meti.go.jp/earthquake/commodities/oil0325.pdf
というPDFが出ている。
「こんなにいっぱい、しかもここまで運んでいるぞ!!」
という内容が、事細かに1枚モノで書かれている。
つくった人は必死だろう。
買占めや不安を少しでも解消したいのだから。
私は思う。
経済産業省のホームページを開く。
そこには、被災地域のスタンドに
次から次にガソリンが運ばれる写真が何枚も載っていたら、と。
事細かな文字による説明よりも、被災地の地名の入ったガソリンスタンドにタンクローリーが入って給油している写真1枚の方が、どれほど安心を生むか。
さて。
この震災の中、埋もれたニュースがいくつかある。
政治家絡みで二つほど注目したい。
土肥隆一議員が竹島について、「日本固有の領土だと主張するな」という声明に署名した件。
謝罪会見では、「国を背負っている意識はなかった」と、現職の国会議員として信じられない寝言を言っていた。
知らぬ間に彼は、民主党を離党していた。
http://www.dpj.or.jp/news/?num=19882
もう一人。松崎哲久衆院議員。
昨年11月の自衛隊入間基地納涼祭で、一方通行を無視して自身の車を逆走させ、言い争った交通統制員の自衛官の胸をつかんで強く押した、という出来事。
松崎氏本人は強く否定し、「(記事にした)産経新聞の謀略」とまで言っていた。
(本人ブログhttp://ameblo.jp/matuzaki-tetuhisa/archive2-201011.html#main)
が、3月23日の参議院予算委員会理事懇で、防衛省の聞き取り調査が発表された。
http://www17.ocn.ne.jp/~isozaki/data/matsuzaki.pdf
ほぼ、産経の記事通りの内容だった。
3月25日付の産経新聞によれば、松崎氏は民主党での聴取に対し、「事実関係を大筋で認めた」という。
まあ、「産経がまた謀略記事を書いた」というかもしれないが、
「全く事実無根」「新聞報道の名に値しない記事」とまで、自身のブログでこき下ろしていたのだから、はて、これからどんなコメントが出るのか。
そういえば。
民主党の某有名参院議員が、大学生主催のパネルディスカッションにパネラーとして出席した時の話。
彼は外套も脱がず、ポケットに手を突っこんだまま何も発言せず、担当の学生に暴言を吐いたという話を聞いた。
どうやら、「議員先生サマ~」と、殿さま扱いしなかったのが不機嫌の理由だったらしい。
土肥氏は、国の領土に対する認識はもちろんだが、竹島近くで漁業を行っている日本の漁民の気持ちがまったくわかっていない。
松崎氏は、もし報道が事実なら、事故を起こさないよう任務を果たそうと一所懸命交通整理をやっていた自衛官の気持ちが、まるで理解できていない。
某参院議員は、大学生が一所懸命イベントを成功させようとした苦労がまったくわからない。
経産大臣は、ガソリン不足で不安を持つ人々の「気持ち」が、これまたまったくわかっていない。
どこにどれだけガソリンがある、ということよりも、被災地では、「いつ自分たちのところに届くのか」が問題であり、都市部では、「本当にガソリンがあるのか」という疑念を払しょくすることが大事なのである。
そういう、国民の気持ちが理解できない。
政府関係者のみなさん。
大変なのはわかる。だが、今は国民を「指導」するのではなく、寄り添おう。
犠牲者と、被災者と、不安を持つ国民に、政治は寄り添おう。
不安を持つ国民の立場から、すべての政策・対策をはじめよう。
いま、天皇皇后両陛下は、
自主的に停電をされておられると聞く。
千代田区は、計画停電区域に指定されていない。
しかし両陛下は、国民と「困難を分かち合いたい」と、
第1グループの時間に合わせて、電気を切っておられる。
時には、ろうそくや懐中電灯を使われている。
両陛下のお言葉が、胸に染み込んでくる理由が、わかった。