書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

前中納言匡房

2010-07-04 07:36:05 | Weblog
高砂の 尾上の桜 咲きにけり とやまの霞 たたずもあらなむ 

桜が見事に咲いたなぁ このまま花見をしていたいのでどうか霞など立たないでおくれ

前中納言匡房(1041~1111)
大江匡房。大江匡衡・赤染衛門の曽孫。大江家といえば、学問の家柄であり、父親の成衡は大学頭であった。また、鎌倉幕府で重用された大江広元の曽祖父にあたる。その学問の家系の中でも特に博学をもって知られる。幼い時から学問に秀で、時として、菅原道真の学才に比較されることもあった。位階は正二位で大蔵卿や太宰権帥などの官職を得た。 自邸に江家文庫を設置したり、1090年には堀河天皇に漢書を講じている。 後拾遺和歌集などに多くの歌が収められ、歌集に「江帥集」、著書に「洛陽田楽記」「本朝神仙伝」がある。