書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

藤原基俊

2010-07-07 08:44:58 | Weblog
契りおきし させもが露を いのちにて あはれ今年の 秋もいぬめり

あなたはあれだけ(息子の昇進のことを)お約束してくださったに、また反故にされてしまうのですね、そんなこんなでこの秋も空しく過ぎてしまうんだなぁ。    

藤原基俊(1060~1142)
藤原氏の主流である藤原北家の出身で藤原道長の曾孫にあるが、官位には恵まれず従五位上左衛門佐にとどまり後に出家した。
しかし、歌人としては源俊頼とならぶ当時の大家で歌壇の指導者として活躍した。漢詩文にも通じ「新撰朗詠集」を撰集している。
「金葉和歌集」他の勅撰和歌集に百余首入集。家集に「基俊集」がある。
藤原俊成の師。