書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

寂蓮法師

2010-07-18 08:50:40 | Weblog
村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ

さっと通り過ぎた村雨が残した露がまだ乾ききっていな い木の葉のあたりにはもう霧がたちのぼっている。 ものさびしい秋の夕暮れだなぁ。

寂蓮法師(1139?~1202)
藤原氏北家長家流、阿闍梨俊海の子。母は未詳。おじ俊成の猶子となるが俊成に実子定家が生まれたのを機に30歳代で出家。
御子左家の中心歌人として活躍多くの歌合せなどで名を馳せ、定家・良経・家隆ら新風歌人と競った。
「新古今和歌集」の編者となるが完成前に没する。