書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

左京大夫顕輔

2010-07-11 08:54:42 | Weblog
秋風に たなびく雲の 絶え間より もれいづる月の かげのさやけさ

秋風に吹かれてたなびく雲の切れ間から漏れて月の光のなんと明るく清らかに澄みきっていることよ。
   
左京大夫顕輔(1090~1155)
藤原顕輔。歌道家の六条家の嫡流。源俊頼・藤原基俊の死後は歌壇の第一人者とされた。
崇徳院に命により六番目の勅撰集「詞花和歌集」を編纂。勅撰入集は八十五首に及ぶ。
子の清輔も次世代歌壇の中心人物。