世の中は 常にもがもな なぎさ漕ぐ あまのをぶねの 綱手かなしも
この世の中はいつまでも変わらないでいてほしいものだ。渚にそって漕ぐ漁師の小船が引き綱を引く様子はしみじみと心が惹かれるのだ。
なんと穏やかなのだろう、でも、どこか儚いのだなぁ。
鎌倉右大臣(1192~1219)
鎌倉右大臣は、源実朝。頼朝の次男。十二歳で征夷大将軍、二十七歳で右大臣。
しかし、鎌倉幕府の実権は北条氏の手にあり、実朝は名前だけの将軍として知られる。
二十八歳の時、鶴岡八幡宮で甥の公暁に暗殺された。
定家に歌を学び、多くの秀歌を残す。
百人一首中、ただ一人の武将歌人である。
92首が勅撰和歌集に入集、家集として金槐和歌集がある。
この世の中はいつまでも変わらないでいてほしいものだ。渚にそって漕ぐ漁師の小船が引き綱を引く様子はしみじみと心が惹かれるのだ。
なんと穏やかなのだろう、でも、どこか儚いのだなぁ。
鎌倉右大臣(1192~1219)
鎌倉右大臣は、源実朝。頼朝の次男。十二歳で征夷大将軍、二十七歳で右大臣。
しかし、鎌倉幕府の実権は北条氏の手にあり、実朝は名前だけの将軍として知られる。
二十八歳の時、鶴岡八幡宮で甥の公暁に暗殺された。
定家に歌を学び、多くの秀歌を残す。
百人一首中、ただ一人の武将歌人である。
92首が勅撰和歌集に入集、家集として金槐和歌集がある。