書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

源兼昌

2010-07-10 08:03:03 | Weblog
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜ねざめぬ 須磨の関守 

あのもの悲しい千鳥の鳴き声は恋する人への哀切の想いが籠もっているようだなぁ こんな声を聞いている関守は仲々眠れないだろうなぁ

源兼昌(?~?)
官位には恵まれず従五位下・皇后宮少進に至り、その後出家。
康和2年(1100年)の国信卿家歌合、永久3年(1115年)、元永元年(1118年)、同2年(1119年)の内大臣忠通家歌合などに出詠た記録が有る。
堀河院歌壇の下部集団である忠通家歌壇で活躍した。
「金葉和歌集」「詞花和歌集」「千載和歌集」「新勅撰和歌集」「新千載和歌集」の勅撰和歌集に7首入集している。