ヘンリー王子 兄の環境賞授賞式直前に環境保護訴える記事 英紙はタイミングを疑問視
2030年までの向こう10年間で、地球に関する5つの課題に対し有益なアイデアを募集する「アースショット賞」。ウイリアム王子が真正面から取り組むプロジェクトだが、その直前にヘンリー王子がアフリカの環境保護を訴えるオピニオン記事を発表した。
【動画】2019年にアフリカを訪問したヘンリー王子とメーガン妃 生後間もないアーチーくんの同行も話題になった 妃が抱っこしている実際の動画
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強い言葉で石油採掘の停止を訴えた
自然を保護して回復させる。大切な大気を浄化する。海をよみがえらせる。ゴミの出ない世界を作る。気候変動を修復する。ウイリアム王子が創設した「アースショット賞」は、2030年までの10年間でこの5つの課題について有益なアイデアを募集するもの。その第1回の受賞者は現地時間17日に発表されたが、その直前にヘンリー王子もアフリカの環境保護を訴えていた。 ヘンリー王子は米紙「ワシントン・ポスト」に環境保全活動家のラインホールド・マンガンドゥ氏と共同でオピニオン記事を発表。アフリカ南部を走るオカヴァンゴ川の保護を訴えた。 記事によると、オカヴァンゴ川はアンゴラからナミビアを経由し、ボツワナまで届く全長1600キロの大河。この流域で行われている石油採掘が自然を著しく破壊し、大問題に発展しているという。 そのため王子とマンガンドゥ氏は「自然界のいくつかのものは人間が手を触れないことが最善。これもその一つです」とした上で、「このような間違いを犯せば、そのダメージは永久に取り戻せないものになる」と強い言葉で石油採掘の停止を訴えた。 しかし英大衆紙「デイリー・エクスプレス」は「アースショット賞」受賞者発表の直前にこの記事を公表したタイミングを疑問視。王室時代に二酸化炭素の排出を抑え、地球に優しい旅行を提唱するイニシアチブ「トラベリスト」を立ち上げながらも「プライベートジェットの利用を止めずに批判を集めている」として、またもここでヘンリー王子のダブルスタンダードを指摘している。
森昌利/Masatoshi Mori
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著者:森 昌利
タグ: メーガン妃, ヘンリー王子, 森昌利, ロイヤルファミリー

世界に向けて環境保全の重要性を訴え、英大衆紙からは“エコ戦士”とも呼ばれているヘンリー王子。しかし先日、ポロのチャリティマッチ出場後に友人のプライベートジェットを利用するという“矛盾”により、批判を浴びた。そこへさらに王室作家が手厳しい言葉を向け、話題になっている。
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プライベートジェット利用は「自分たちが特権的な立場だから」
ヘンリー王子は5月に配信が開始されたApple TV+のドキュメンタリーシリーズで、地球温暖化について「今の子どもたちは(温暖化が進む)世界で成長しなければならない。それは極めて憂鬱な話だ」と語るなど、環境保全の重要性を主張していた。
しかし米国時間19日に出場したポロのチャリティマッチ後、王子は主催者の1人で自身もポロのプレーヤーである大富豪の友人、マーク・ガンジー氏所有のプライベートジェットを利用。試合が行われたコロラド州アスペンから自宅があるカリフォルニア州サンタバーバラまで、2時間のフライトを楽しんだという。
王子の公式伝記本でも知られる王室作家のアンジェラ・レヴィン氏は先日、英ラジオ局「TalkRADIO」の番組に出演。2019年の夏に続く王子のプライベートジェット利用を厳しく批判した。英大衆紙「デイリー・エクスプレス」がその内容を報じている。
番組で同氏は、今回のプライベートジェット利用で王子夫妻について2つのことが明らかになったと主張。その2つとは、「彼らの感覚が世間とずれていること」と「彼らがひどい偽善者であるということ」だという。
プライベートジェットの利用は一般のフライトと比べ10倍、また電車と比較すると50倍ものダメージを環境に与えるという。だが、同氏は王子夫妻がそうした事実を「自分たちに関係のあることとは思っていない」と主張。「彼らは特権的で、重要人物だからでしょう」と続けた。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)
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【写真】ヘンリー王子 ポロのチャリティマッチで満面の笑みを浮かべるも帰路にプライベートジェットを利用して批判される事態に
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ヘンリー王子夫妻 “王室引退”後の稼ぎは約400億円? 1000億円超えもあると専門家
著者:森 昌利
タグ: メーガン妃, ヘンリー王子, 森昌利, ロイヤルファミリー

世界的企業と巨額契約を結ぶ一方でチャリティ活動にも精を出し、順風満帆な米国生活を送っているヘンリー王子夫妻。そんな2人について専門家は、パーソナルブランドとしては世界で「最も裕福になる」可能性があると主張し、“王室引退”後に稼ぎ出した金額を見積もった。その驚きの金額が話題になっている。
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専門家が“王室引退”後のさまざまな契約料を算出
突然の“王室引退”と約1年後から始まった衝撃的な暴露や王室批判により、ヘンリー王子とメーガン妃に対する世間の風当たりは強い。しかし、主要王族を退く際に宣言した“経済的自立”に関しては大成功を収めているようだ。
英大衆紙「ザ・サン」が掲載した記事によると、最近は新たに米ニューヨークに拠点を置く投資系のフィンテック企業「ethic(エシック)」の「インパクト・パートナー」に就任。金融業にも足を踏み入れた王子夫妻のパーソナルブランドは、総額で2億5000万ポンド(約400億円)を稼ぎ出しているという。
そう指摘したのは、マーケティング専門家でPR会社「フランクPR」創設者のアンドリュー・ブロック氏。同紙の取材に応じ、米カリフォルニア移住以来、王子夫妻が自身のパーソナルブランドであっという間に築き上げた富を解説した。
以下はブロック氏の見積もりだ。まずはネットフリックスとの契約が1億1200万ポンド(約179億2000万円)。さらにスポティファイとのポッドキャスト契約が3000万ポンド(約48億円)。そこにメーガン妃が投資したヴィーガンコーヒーからの収益が730万ポンド(約11億6800万円)。ヘンリー王子単独でのApple TV+のドキュメンタリー出演料が1400万ポンド(約22億4000万円)。ちなみに今後も1回の出演につき100万ドル(約1億1500万円)だという。
そして、ヘンリー王子回顧録の前渡金が1450万ポンド(約23億2000万円)。また、講演契約は1回につき出演料75万ポンド(1億2000万円)。さらには前述の「ethic(エシック)」の報酬が年間50万ドル(約5750万円)。
「こうした諸々の収益が重なり合って、私の見積もりでは現時点で2人の純資産、つまりブランド価値は2億5000万ポンド(約400億円)となります」とブロック氏は結論付けた。
さらに同氏は「将来的には“サセックス・ブランド”が10億ドル(約1150億円)を超えることも夢ではないでしょう。もちろんパーソナルブランドとしては前代未聞です」と付け加え、2人の経済的成功に太鼓判を押している。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)
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【写真】提携企業「ethic(エシック)」の設立者の1人は“ヘンリー王子似” 2人の笑顔を比較
