ウィリアム皇太子も参加、メーガン妃は欠席するという証言も。
2023/08/21

ヘンリー王子(Prince Henry)Christopher FurlongGetty Images
ロイヤルファミリーとの険悪な関係が続いているヘンリー王子。最近、イギリスの雑誌『OK!』が王子とチャールズ国王、ウィリアム皇太子が9月17日(日)に直接対面し、話し合うと報じた。
来月、王子はドイツのデュッセルドルフを訪問。負傷した兵士のためのスペシャルオリンピック、インビクタスに出席する。ロンドン経由でアメリカに帰国するのだが、ちょうどそのタイミングで国王が避暑先のスコットランドのバルモラル城からロンドンに戻ってくる。
両者がロンドンにいることから、王室スタッフが国王と王子の面談を手配していると関係者は同誌に話している。ウィリアム皇太子も同席するが、メーガン妃は参加しないと報じられている。
しかし王室内部の関係者がニュースサイト「デイリービースト」にこの報道を否定。
「国王は常に王子との和解を望んでいる」が「このタイミングでの直接対面はあり得ない」と話している。
理由はこの3日後に君主として初めてフランスを訪問するから。『OK!』はその3日間があるから会えると主張しているが、内部関係者は反論。通常の公務に加え訪仏準備で忙しい時期に、国王が王子に時間を割くことはないだろうと話している。
今年3月に王子がタブロイド紙との裁判のためにイギリスに帰国したときも、国王はドイツへの外遊前で忙しいと説明し王子と対面する時間を作らなかったと報じられている。

キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)、ウィリアム皇太子(William, Prince of Wales)、ヘンリー王子(Prince Henry)、メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)Chris JacksonGetty Images
またウィリアム皇太子の友人も同サイトにこう語っている。「国王も皇太子も王子には対面しない。皇太子は今も、王子が回顧録やNetflixのドキュメンタリーで皇太子について語った内容を裏切りだと捉えている」。
例えば回顧録で王子は皇太子を「宿敵」と呼び、フィリップ王配の葬儀で会ったときに「ウィリアムは話に耳を貸そうとしなかった」と非難している。友人は「皇太子は王子を嫌っているわけではなく、背かれたと思っている」「2人はずっと仲良く育ってきたから皇太子はそのことに深く傷ついている。
でも皇太子に何ができる? 王子は回顧録の中でキャサリン皇太子妃を批判し、皇太子の子育て方法をなじった。皇太子のプライバシーを完全に侵害していた」とコメント。
「皇太子が王子の行動に今も嫌悪感を抱いているのも理解できることだ」と話している。
冒頭の報道が実現し3者が集まれば和解に近づく可能性がある一方で、王子の怒りが再燃し関係がさらに悪化する恐れもある。関係改善に向けて前進するにしても後退するにしても大きな一歩になりそうだ。
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ヘンリー王子とメーガン妃が手がけるドキュメンタリー「ハート・オブ・インビクタス -負傷戦士と不屈の魂-」が、8月30日よりNetflixにて配信される。2023年8月21日
BY KASE WICKMAN
TRANSLATED AND ADAPTED BY SAORI NAKADOZONO

Photo: Gustavo Caballero/Getty Images
アーチェウェル・プロダクションのユニバースが拡張を続けている。ヘンリー王子が傷痍(しょうい)軍人らの心身の回復を支援する目的で発案した国際スポーツイベント、インビクタス・ゲームについてのNetflixオリジナルドキュメンタリーが8月30日より配信される。
2022年大会に出場した6人を追う「ハート・オブ・インビクタス -負傷戦士と不屈の魂-」は全5話。公開された予告編の冒頭で、ヘンリー王子は選手たちにこう語りかけている。
「あなたが何を背負っていようと、それは次の段階への踏み台なのです」
本作で監督を務めたのは、『ホワイト・ヘルメット -シリアの民間防衛隊-』(2016)でアカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞したオーランド・フォン・アインシーデル。プロデューサー陣にはジョアンナ・ナタセガラ、ベン・ブラウニング、シャネル・ピスニク、チャールズ・アレン男爵、キース・ミルズ卿、ドミニク・リード、アビゲイル・アンケテル=ジョーンズなど、映画制作者だけでなく、騎士や爵位を持つそうそうたる顔ぶれが名を連ねている。
また、エグゼクティブ・プロデューサーを務めるヘンリー王子は声明にこう綴っている。
「私たちのインビクタス・ゲームの参加者は、世界23カ国から集まった最も勇敢で献身的な人々の代表です。そして『ハート・オブ・インビクタス -負傷戦士と不屈の魂-』は、ボランティア活動を通じて結ばれた競技者たちがスポーツを通じて団結するという驚くべき物語です。
目に見える負傷、目に見えない負傷の両方から様々な回復段階にある選手たちとその愛する人たちが、インビクタス・ゲームに至るまでの道のりを、称賛と尊敬の念を抱かせるような説得力をもって描いています」
Text: Kase Wickman
From VANITY FAIR.COM
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