自我を捨てる、
自分を手放す、
という表現を時々見かけますが、これは、わかりやすく言うと、
自分を開いていくこと、
なんじゃないかな、と。
堀澤祖門さんインタビュー/「泥仏」としての自分を生きること(1~4)
↑そんなことを、このインタビュー記事を読んでふっと思いました。
この記事は本当に素晴らしくて、たくさんの気づきをいただきました。ぜひ、仏教に関するあらゆる先入観を捨てて読んでみてください。
こんなことを、こんな風に、わかりやすく教えてくれる偉いお坊さんがいるんだな、とそれがまずは驚きです。枠にとらわれず、スピリチャルな世界への共感も深い。
あの、京都の大原三千院。庭園が美しくて、私が京都で一番好きなお寺に、こんな素晴らしい方がいらっしゃるんだ、と感銘を受けました。
仏教に関する本を読んだり、法話というものも京都や鎌倉で何度か聞いた記憶がありますが、こういう話を聞けたことはなかったですね。
「これが、仏教なんだ!」と読みながら膝を打ちたくなりました。
堀澤さんのおっしゃる、「空」、全てを捨て切った状態で、空っぽの状態になれ、というのは、
つまり、
自我を捨てる、
自分を手放す、
ってことだと思います。
捨てるのは、手放すのは、自分そのものではなくて、自分を隠しているもの、自分を覆っているものの方。
それは、もっと噛み砕いて言えば、
自分を出したら嫌われるんじゃないか、
私なんて大したことないしうまくいかない、
人に甘えたり甘えられたるするのが怖い、
他人に与えたり与えたりして損をするのが嫌だ、
という、自分を否定する方の自分。
堀澤さんは、人はみんな「泥仏」だとも言います。泥をかぶっているから見えないだけで、もともと仏なんだと。
仏なんですって、私たち。
なんて、温かい言葉なんだろう。
だから、捨てるの捨てないの、泥を拭おう拭おう、と考えるより、まずは、とにかく、
自分自身にも、他者にも、世界にも、
自分を開く、
自分を開いていく、
っていうことなんでしょうね。
なにせ、素の私たちは、仏なのですから。
勇気や覚悟の使いどころも、きっとここなんでしょう。
そして、自分の生き方は、仏の方の自分を捨てようとしている生き方ではないか、ということに思いを馳せる事も大切なのかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/d7/442d09adb1dd01e6e56bff0cf85eca20.jpg)
このインタビュー記事を書かれた小出遥子さんの文章も、しびれます。
自分を手放す、
という表現を時々見かけますが、これは、わかりやすく言うと、
自分を開いていくこと、
なんじゃないかな、と。
堀澤祖門さんインタビュー/「泥仏」としての自分を生きること(1~4)
↑そんなことを、このインタビュー記事を読んでふっと思いました。
この記事は本当に素晴らしくて、たくさんの気づきをいただきました。ぜひ、仏教に関するあらゆる先入観を捨てて読んでみてください。
こんなことを、こんな風に、わかりやすく教えてくれる偉いお坊さんがいるんだな、とそれがまずは驚きです。枠にとらわれず、スピリチャルな世界への共感も深い。
あの、京都の大原三千院。庭園が美しくて、私が京都で一番好きなお寺に、こんな素晴らしい方がいらっしゃるんだ、と感銘を受けました。
仏教に関する本を読んだり、法話というものも京都や鎌倉で何度か聞いた記憶がありますが、こういう話を聞けたことはなかったですね。
「これが、仏教なんだ!」と読みながら膝を打ちたくなりました。
堀澤さんのおっしゃる、「空」、全てを捨て切った状態で、空っぽの状態になれ、というのは、
つまり、
自我を捨てる、
自分を手放す、
ってことだと思います。
捨てるのは、手放すのは、自分そのものではなくて、自分を隠しているもの、自分を覆っているものの方。
それは、もっと噛み砕いて言えば、
自分を出したら嫌われるんじゃないか、
私なんて大したことないしうまくいかない、
人に甘えたり甘えられたるするのが怖い、
他人に与えたり与えたりして損をするのが嫌だ、
という、自分を否定する方の自分。
堀澤さんは、人はみんな「泥仏」だとも言います。泥をかぶっているから見えないだけで、もともと仏なんだと。
仏なんですって、私たち。
なんて、温かい言葉なんだろう。
だから、捨てるの捨てないの、泥を拭おう拭おう、と考えるより、まずは、とにかく、
自分自身にも、他者にも、世界にも、
自分を開く、
自分を開いていく、
っていうことなんでしょうね。
なにせ、素の私たちは、仏なのですから。
勇気や覚悟の使いどころも、きっとここなんでしょう。
そして、自分の生き方は、仏の方の自分を捨てようとしている生き方ではないか、ということに思いを馳せる事も大切なのかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/d7/442d09adb1dd01e6e56bff0cf85eca20.jpg)
このインタビュー記事を書かれた小出遥子さんの文章も、しびれます。