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「何が平和を壊すのか?」再読 その4(争いの世界を乗り越えるブッダの智慧)

2015年02月18日 | お釈迦様

まだ続いていた・・・・ 


争いの世界を乗り越えるブッダの智慧

智慧を育てて、智慧を充たすことこそが本当の繁栄です(物質やお金や権力ではない)智慧の繁栄によってのみ、人は心の自由を得る。

人を徹底的に不幸にして、将来地獄にまで堕としてしまう堕落がたったひとつある。それは放逸。怠けること。やらねばならぬことを後回しにする、その性格です。

後でできると思うのは勘違いなのです。私自身も外の世界も絶えず変化していますから、その瞬間その瞬間で行うべきことを後回しにすることは「放逸」です。

今の瞬間でやらなくてはいけないことを別な時間でやろうとしても、期待する効果は得られないのです。(身体を治すこと、心を直すこと、休養をとることの場合もありますね。今本当にやらなくてはいけないことは何かを見極めることが大事でしょうね)

心は本来怠け者で放逸漬けなのです。それで無理にでも、善いことをするために、幸福になるために、怠けを絶たなくてはならないのです。よく理解できる、十分納得できる言葉を一つでも憶えて実行すればよいのです。


生きることは苦しみです。だから苦を楽に変えようとします。けれど、苦しみをなくそうとしても結局別の苦しみが生まれるだけ。なぜか・・・

私たちは身体に、生に固く執着しています。身体から得る刺激に依存しているのです。見たり聞いたり味わったり、触ったり、触れたりする感覚に溺れて、これしか楽しみがないと思っている。ゆえに死にたくないのです。死にたくないので、「苦を味わいながら生きること」に努力し続けます。すべての生命は、楽を目指しても収穫は苦になるという、悪循環に見事に嵌められているのです。この状態が「渇愛」です。

「渇愛」があるから苦しむのです。ならば、生に対する執着渇愛を捨てれば「安らぎ」(平安)を得ることができるはず。(お釈迦様はそれを完璧に体験されたそうだけど、私たちは体験してないので分からない。だから、できることをして確かめてみる。小欲知足は反論できない、本当だった。)

「生きたい」という執着は本能(煩悩)です。では、どうしたら「渇愛」を捨てることができるのか?
その方法は「八正道」争いの世界を乗り越え、安らぎの世界に達するには「八正道」を怠けず実践することです。 

 


平和を壊すものは、
「真理(ありのままの事実)を覆い隠す見解=無知、妄想、信仰、エゴ、刷り込み」
苦しみの原因は「渇愛(執着・欲)」

それを乗り越えるのが「智慧」であり、「八正道」という方法ということですね
これを実践すれば、平和な世界に近づけるというわけです。

長くなるので、八正道などの具体的なことはまた今度。
(一見誰にでもできそうだけど、実に難しい。深い。完璧にできる人はお釈迦様くらい?でも、少しでも実践すれば確実に今より楽になるね。しかも誰も不幸にしない。人生とは長い修行の道なのであ~る

 

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