【詩人、平和活動家としても名高い、ヴェトナム出身の禅僧、ティク・ナット・ハンが、わかりやすく易しい言葉で仏の教えを語る。個人が独立して生きるのではなく、周囲、世界、地球環境との深い関わりにおいてこそ、真実に生きることができる―一瞬一瞬を全きまでに生きるための、冒険と発見の書。】
本来のお釈迦様の教えは、上座部仏教のスマナサーラ長老の本で学んできましたが、時代を経る中で仏教は中国経由の大乗仏教やチベット仏教など色々と変化してきています。この変化が劣化でないことを望みたいですが、どの仏教もお釈迦様の教えであることには違いはないと思います。仏教の目的は「人々が苦しみをなくし、幸せに生きること」。スマナサーラ長老の本はほとんど読んでしまった(読んだだけで、実践が伴っているとはとても言えない^^;)ので、ちょっと他の人の法話や瞑想のやり方なども観てみたいと思いました。
ヴェトナムは、中国からの大乗仏教と南伝の上座部仏教とが混ざった所のようです。ティク・ナット・ハン禅師は曹洞宗のお坊さんですが、上座部仏教との共通点も多い(お釈迦様の教えを元にしてるんだから当たり前か)。また、ヴェトナム戦争を経験して、平和活動もされていたようです。活動と言っても、どちらか一方にくみするのではなく、非対立、中道を保ちただただ平和への働きかけをするという、仏教的な活動だったようです。それでも、政府からは誤解されて国を出なければならなくなったようです。(ノーベル平和賞の候補にもなったとか)
日本と同じ大乗仏教系で、しかも詩人でもあるので?、語りがとてもソフトで日本人にも受け入れられやすいかも知れません。私は上座部仏教の本で学んできたので、ちょっとわかりにくい所もあり、あと積極的に社会に働きかけるようなことも言われてるみたいですが、そこは人それぞれかな。
>瞑想は、みずからの体、感情、心、さらには世界で、何が起こっているかを、はっきりと知ることです。
>人生は、とても嫌なものであるとともに、素晴らしいものです。瞑想を行うということは、この両面とかかわることです。
>子どもが微笑するかどうか、おとなが微笑するかどうかということは、とても重要なことです。日常生活において、微笑することができ、平和で、幸せであることができるなら、私たちばかりでなく、皆がそれからよい影響をうけます。これがもっとも基本的な平和の仕事です。
平和の仕事、やっていきたいなあと思います(つまり自分が平和の人間であること)。
>仏教を実践することは、人生を楽しむためのうまい方法です。幸せが手に入ります。どうか、それを手にしてください。
>あなたが幸せであれば、私たちのすべてがその利益をうけます。社会が利益をうけます。生きとし生けるものが利益をうけます。
とてもいい本でした。kindleで英語版
もあったので、DLしました。易しい英語で読みやすく、英語の勉強にも、、、なったかな?
星5つ
人間だけでなく、生きとし生けるものみんなが微笑できる地球になればいいなあ、と思います。
まずは自分から、です。
笑顔は幸せの証拠。
みなが笑顔であれば、地球は平和ですね^^
したっけ。