”詰め替え道”を極める

新しい石油ストーブ、お気に入りで使ってますが、小型なので二日に一度は灯油を入れないといけません。で、入れた後ポンプをケースに戻す時、先からチョロロ～としずくが垂れるんです。「垂れるんだ～、ケースに灯油が溜まるじゃん」と気づいて、次からは細心の注意を払うようになりました。

そういえば、（ティモコさんも書いてましたが）シャンプーとか洗剤とかの”詰め替え”って、すんごい注意してやりますよね。

ワタクシのばわい、容器と詰め替えを、平らで少々こぼしてもいい場所（大体洗面所か風呂場）に置き、まず、ゆっくり深呼吸をします。軽く目を閉じてしばらく瞑想。

・・・心を落ち着かせてから、ていねいに詰め替えの口を切ります。そして、両手で詰め替えを持ち、容器を倒さないように、ゆ～くり、慎重に、ていねいに、そして平常心で注ぎ口をよく見て、すこしずつ注いでいくのです。

この時、心に雑念が入ってはいけません。足は肩幅、脇を軽く締め、背筋を伸ばし、身体の芯を固定させ、微動だにさせない。指先まで美しく。

最後の１滴まで精神を集中させます。

平常心。呼吸を乱さない。

最後はしずくがこぼれないように、詰め替えの口をゆっくりと回します。全体をしごいて、ぺったんこの空っぽになるまで、きれいに移します。何回か繰り返す。

頭の中で、所作のイメージは茶道のお師匠さんです。できれば、なり切る。

”詰め替え道”でございます。

詰め替え仙人を目指すです。