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誰にでも抑圧された無意識というものがある

2020年12月04日 | 心理学

私たちの意識は、無意識の作用によって影響されてい

 

器官としては聞こえるはずなのに、聞こえない!
…身体の器官の障害はなく、心理的な問題

「(主人の言うことなど)聞きたくない」という無意識が働いている(無自覚)

 


妻が夫の浮気を知るという心の傷を受けた。彼女はそんなことはなんでもないことだと思い、忘れてしまうほどだったにもかかわらず、その古傷の痛みによって、耳が聞こえない症状がでてきた。

→心理的な問題が身体的な症状に転換=転換ヒステリー

=身体の器官には障害がなく、その機能に障害がある

 

彼女が自分の存在を破壊させない唯一の方策が、そのこと(夫の浮気)を忘却することだけだった。それは意識的に行われたのではない。
一個の生活体の反応として、ヒステリー性健忘症という事象が生じた。

 

忘れたと思っていた夫の浮気は、無意識内に存在し続け抑圧された、それに伴う情動は意識されないままにはたらきつづける→心的外傷 古傷が痛みをもたらす

 

※治療は、抑圧されている外傷体験を見いだし、意識化することが大切

                (河合隼雄「無意識の構造」より)

 

PTSD(心的外傷後ストレス障害)とか、魔が差したとか、色々な神経症とか(あがり症、潔癖症とか?色々)、人の行動やありようで、なんでだろうと思うことの原因に、なにか抑圧された「無意識」というものがあるようです。

日本人には日本人の無意識があり、西洋人には西洋人の無意識があり、私には私の無意識がある。無意識を知る方法の一つに、「夢」があるそうです。

 

無意識の世界、面白いです。

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