【「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」愛する者たちを原爆で失った美津江は、一人だけ生き残った負い目から、恋のときめきからも身を引こうとする。そんな娘を思いやるあまり「恋の応援団長」をかってでて励ます父・竹造は、実はもはやこの世の人ではない――。「わしの分まで生きてちょんだいよォー」父の願いが、ついに底なしの絶望から娘をよみがえらせる、魂の再生の物語。】
仲良しの友人が亡くなって自分は生き残った。友人のお母さんに、「うちの子じゃのうて、あんたが生きとるんはなんでですか」…と言われ…。目の前の父を助けられずに、自分は生き延びてしまった。私は父を見捨てたんじゃないのか。
つい、そう思ってしまう。自責の念・・・。
何の罪もない普通の人々。
>あの二個の原子爆弾は、日本人の上に落とされたばかりではなく、人間の存在全体に落とされたと考えるから・・・・あのときの被爆者たちは、核の存在から逃れることのできない二十世紀後半の世界中の人間を代表して、地獄の火で焼かれたのだ。(前口上より)
太陽の温度は6000℃。原子爆弾は12000℃。すべてを一瞬にして焼き尽くす。その後もずっと生命を傷めつづける。
原爆はただ落ちたのではなく、人間の意志が原爆を落としたのです。飛行機に積み込んで、運んで、落としたのです。爆弾は落とさなければ落ちません。諸悪の根源は人間の意志、心です。
人間の心が、人間(すべての生命)の命を奪ったのです。
すべての生命は、命として平等です。奪う権利は、誰にもありません。
原爆(すべての”殺すため”の道具)は人間の愚かさの象徴、愚の骨頂でしょう。
なぜ、人間は学ばないのでしょうね。
人間だから学ばないのかも知れないですね。頭が悪すぎて、学ぼうとしない。その自覚もなかったりする・・・(←無明)
まずは、人間は愚かでどうしようもないあほな存在であるという自覚(←無常、無我だということ)をもとう。だから、この世は苦なんだと自覚しよう。
人は幸せになるために、人を幸せにするため、心を磨くため、賢くなるために、、、少しでも楽になるために生きているのです。
苦を楽に変えて生きていこう。
現実をありのまましっかりと観てみよう。
本当の楽とはなんでしょう・・・。
119 原爆忌太陽三つありにけり
(久々の俳句^^;)
星5つ
誰かが持っている以上手放せない。
一斉に手放すことは不可能。
しかし、使うことも不可能。
誰かが使えば、地球はなくなる。
バカなものを作りましたね^^
したっけ。
もう絶対に作らない、絶対に使わないと、みんなが誓わないと大変なことになるでしょうが、人間はバカだからどうなるかは分かりません^^;
武器や兵器も同じ。でも必要だと認めてますからねえ^^;
原発も。扱うのはバカな人間ですからね、危ないなあ^^;(目的は別にある?)