GLOSSAレーベル、ゲオルク・ベーム(1661-1733)の「ベーム 鍵盤のための組曲集」(GLOSSA GCD 921801)(2CDs)(チェンバロ:ミッツィ・メイヤーソン)(録音:2003年3月、ドイツ)を聴いてみました。ウィキペディアによると、≪ゲオルク・ベームは、ドイツ・チューリンゲン地方の有名な教会オルガニストで、一時期ハンブルグに勤めていた折り、ラインケンに学んだ可能性がある。その後ハノーファー宮廷のあるリューネブルクに移り、1698年に聖ヨハネ教会のオルガニストに就任、終生その地位にあった。専ら鍵盤楽器の作曲家として名を残しており、オルガンのための前奏曲とフーガや、チェンバロためのパルティータは、バッハに影響を与えた。≫とあります。神戸阪神地域芸術文化情報にベームの記載がありました。フランスのリュート音楽の影響が見られるとの記述もありました。私にはいかにもドイツ的で、質実(剛健)な印象がしますが、確かにフランス的な優雅な面もあるようにも思います。バロック時代のドイツは音楽的には後進国であったようですが、本来、バッハが出現するまでのドイツ音楽というものがどういう風なものであったのかはまだ勉強不足で全体像が把握出来ていないのですが、少なくともベームにはイタリア音楽の影響はないように感じます。歴史的には貴重な作品のように思います。
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