GLOSSAレーベルの「ゴルドベルク変奏曲」(GLOSSA GCD P31508)(チェンバロ:フォピオ・ポニッツォーニ)(録音:2004年5月、イタリア)を聴いてみました。この曲は、個人的にはピアノによる演奏の方が、微妙な情感が出やすく、好きなのですが、このCDは音が澄んでいて、クリアで、録音も良く、気持ち良くスッキリ聞けました。演奏も気合が入っていて、意欲的な感じがします。随所に音の強弱、テンポの変化を取り入れ、新たなアプローチをしているように感じますが、やや装飾音がやや多く、気になります。特に、強烈な印象は受けなかったのですが、良し悪しは別として、従来のチェンバロ演奏とは少し違った新鮮な印象を受けます。しっかりとした演奏と豊かな表現力が特徴のように思います。
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