以前に、『グレン・グールド ロシアの旅』(KIBM-1026)というタイトルのDVDを紹介しましたが、その時にモスクワとレニングラードで4回ずつ、計8回のコンサートを行っています。左のCD「グレン・グールド・イン・レニングラード&モスクワ」はその時の録音と思われます(CDVE24235)。VENEZIAレーベルで、解説がロシア語なので残念ながら内容は詳しくは分かりません。1957年(グールドが24歳の時)の演奏です。
モノロル録音ですが、ライブ録音なので、その時の緊張感が伝わってくるような雰囲気です。特に「フーガの技法」はSONYを含め今まで発売されているどの録音よりも感動的な演奏に思います。会場の反響音も入っているのでしょうか、モノルとは思えない雰囲気です。「ピアノ協奏曲第1番」の演奏も、SONYから出ているバーンシュタイン指揮の演奏と比べても遜色ないように思います。
グールドも聴衆を意識して弾いているのかも知れませんが、生々しい、生き生きとした演奏です。
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