よいよスタートとなった。
いつも同じペースで走る高崎ナッカラーノの食多さんと、ハルヒルジャージのＡ木くんで、スタートゲートを通過した。
ゲートを通過すると、レースの実感と緊張が高まってきた。
・７：３４
記録計測開始地点の上細井町交差点５０ｍ先を通過した。
冷静にストップウォッチのボタンを押した。
・スタートから０ｍ
・７：３７
両側の沿道から声援が寄せられ、頑張るムード満点となった。
本当に良い大会だと思う。
・７：３９
目標タイム表を作成してステムに貼ってきた。
ケベルやハルヒルジャージに合わせたカラーで、コンパクトなデザインにした。
３区間に分けてタイム設定をした。・第１区間：スタートから、第２関門の旧赤城観光案内所まで
３２‘００“のタイムで、心拍数は９３％以内
・第２区間：第２関門から、第３関門の姫百合駐車場まで
区間：３５‘００“のタイムで、心拍数は９６％以内
・第３区間：第３関門から、ゴールまで
区間：３０‘００“のタイムで、心拍数はマックスへ
昨年のタイムが、１：３８‘５５“
目標タイムは、１：３７‘００“だが、先週の重田サイクルクラブ定例走行会での１：３９’２４”というタイムを思えば、油断できない。
タイム表どおりに、心拍数をみながら走った。
でも、気になる気配が背後からある。
・７：４１
振り向くと、ピッタリと食多さんとＡ木くんが付いている。
重田自転車店の重田社長が「旧赤城観光案内所までは、引いてもらうと後が楽になる」と言っていた言葉を思い出した。
自分がその役になっているとは思わなかった。
・７：４３
しかし、３人で列になって走るのは楽しい。
せっかくなので、カメラを向けるとポーズをとってくれた。
まるでツーリングのような余裕な雰囲気。
「レース中にこれで良いのか」と思ったが、笑いが出たことで、返って冷静になれた。
普段は道路の左隅をトラックや乗用車に邪魔にされながら、必死に走っていることを思えば、道路全面を自由に走れることは楽しい。
やっぱり、レースは楽しい。
・７：４４
赤城大鳥居が見えてきた。
いつもなら信号待ちの心配をするのだが、今日は気持ちよく走れる。
相変わらず、３人列になって走行している。
・スタートから３．３Ｋｍ
・７：４６
しばらく行くと、痺れを切らしたＡ木くんが、自分をパスして行った。
自分は、心拍数を超えないように走っているので、先行スパート型のＡ木くんとはペースが合わなかったようだ。
彼はフロントアウターで走るトルク型。
自分は最初からフロントインナーのケイデンス重視型。
タイプが違い、得意な勾配が違うので差がでてしまうのだろう。
・７：４９
その後を追うように、食多さんも自分をパスしていった。
２人とも、自分のペース配分とは違うのだろう。
第１区間である旧赤城観光案内所までは、呼吸が「ハァハァ」いう手前で抑えて走っている。
すべては、第３区間でスパートをかけて、気持ちよくレースを運ぶためには仕方が無い。
・７：４９
先行した２人の背中を見ながら走った。
沿道の焼肉屋の駐車場で太鼓を叩いて応援してくれている。
昨年もこの場所で、太鼓で応援してくれていた。
・７：５０
良く見ると、女性や中学生位の子が叩いている。
小さな声だが「応援ありがとう」と、言った。
・７：５０
第９グループ“Ｉ”の先導バイクが通過していった。
年代が違っても速い方は、速いと感心してしまう。
いつの間にか２人はペースを上げて見えなくなった。
でも、「必ず追いついて、先にゴールする」という、根拠の無い自信があった。
人気日曜ドラマ”半沢直樹”の「やられたらやり返す。倍返しだ！」という気分になっていた。
・７：５１
５Ｋｍ地点通過。
心拍数を見ながらのペースで走った。
本当は何も考えずに好きに走った方が楽しいのだが、辛抱するしかない。
・７：５３
畜産試験場交差点付近。
沿道の方が多く、とっても賑やかだった。
・スタートから５．６Ｋｍ
・７：５５
ここでは、前橋八木節協会の方々が応援してくれている。
前橋の伝統芸能大会が、コース上で行われているようだ。
・７：５５
その先の交差点でも声援が凄かった。「がんばれよー」と、言われると悪い気がしない。
人は人に励まされて気持ちが高揚し、良いアドレナリンが出てパワーとなって良い結果に繋がると思う。
・８：０３
コースの走行位置は、センターライン付近が多かった。
自然にペースがゆっくりな方が左側を走り、それをパスするために右側に出るからだろう。
道路右側の反対車線は、後ろからペースの速い方が来るので、開けておく。
・８：０４
気温は、１９℃
レースには丁度良い気温。
昨年の気温は２１℃だったので、今年のほうが条件が良い。
走っていて、暑いとは感じないで、気持ちよく走れる。
・８：０７
第１区間ゴールの旧赤城観光案内所が見えてきた。
・８：０８
第１区間のタイムは、３１’３９”
予定していたタイムが、３２’００”なので、予定通りのペースで走れた。
数えてみると、今シーズンの赤城山ヒルクライムコースの試走は１０回。
これだけ走ると、ある程度はタイムが読めるようになってきた。
・スタートから８．９Ｋｍ
・８：０９
レースの鍵を握る第２区間。
距離は、６．２ｋｍ。
この区間の走りが、レースを左右する。
第３関門の姫百合駐車場まで心拍数を９６％以内に抑え、３５’００”で走る予定。
・８：１０
スタートから１０Ｋｍ地点まで来た。
前を走る重田サイクルクラブの方に、エールを送りながら走った。
・８：１２
長い直線が続く、この辺のコースがツライ。
負けずに勾配代わりで、ダンシングを入れながら、メリハリをつけて走った。
この辺の走り方は、赤城山の女王と呼ばれているＩ平さんの後ろについて勉強させていただいた。
・８：１６
最後尾からスタートした招待選手のＶＡＸレーシングの長沼隆行選手が速いスピードで目の前に現れた。
その後を追うように、高崎ナッカラーノレーシングの坂ｍさんが現れた。
スタート時間が５分違うとはいえ、やっぱり、坂ｍさんは速い。
レースに対する姿勢を見習って、背中を追えるようになりたいと思う。
・８：１７
少しして、重田サイクルクラブのＩ井さんが後ろから現れた。
ＮＥＷジャージがカッコイイ。
パンツの「ＳＨＩＧＥＴＡ ＣＹＣＬＥ ＣＬＵＢ」ロゴがさりげなく、斜めになっていた。
細かい箇所だが、デザイナーのセンスなのだろう。
走っていない時は、パンツのロゴが少し大きいと思っていたが、走行して抜かれて最初に目にするパンツの重田サイクルクラブのロゴは、インパクトがあって素敵にさえ思える。
そして少し斜め文字が左側からだと読みやすい。
・８：１８
スタートから１２．５Ｋｍ」地点。
結構、コース上が混雑している。
・８：２４
”カーブ１”まで来た。
この辺の勾配は、９％超えになる。
・８：２７
１４Ｋｍ地点を通過。
混戦状態が続いていく。
・８：３４
娘が勤める群馬の地元銀行の山林前まできた。
・８：３５
曇ったり晴れたりと、天気の変わるのが忙しい。
・８：３７
気温は１４℃
レース中なので、寒くは感じない。
この看板を見ると姫百合駐車場は、あと、坂１つになった。
・８：３９
この場所でも、太鼓による応援が行われていた。
・８：４０
ブルージャージの食多さんを、発見。
思っていたより早く、食多さんに追いついた。
目標は、食多さんの背中にターゲットオン。
・８：４１
しばらくは、食多さんの背中を目標にしてレースを楽しもうと思う。
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