子どもの頃
見た夢…
漆黒の夜の空
襲い掛かってくるような暗闇を
目を凝らして見上げている
暗闇に目が慣れてきた時
見えたものは…
夜空を自由に飛ぶ
不思議な形をした
色とりどりの物体
それは
未確認飛行物体と呼ばれるような
簡単な形の物ではなく
幾何学的な
不思議な建物
同じ形の物はひとつも無く
大きい物や小さい物
暗い夜空を
色々な光を出して飛んでいる
地上にいる私は
空の上にいる何かに
見つからないように…
そっと見上げている
どうしてその夢が忘れられないのか…
夢の中でも私は空を見上げるばかりで…
あの時夢の中で…
私は空の上から地上を見る事ができたら
今と何かが違っていたかも知れない