「熱海殺人事件」
博品館劇場、演出：渡辺正行
キャスト
伝兵衛：柳家喬太郎、水野：小川範子
熊田：石井正則（アリtoキリギリス）大山：劇団ひとり
一生に一度観られるかな？という公演だと思い、
チケット5000円は高いなあと思いつつ、行ってきました。
まず、幕が開くと着物姿の木村伝兵衛が、足を組んで
電話をしておりました。
（あまりに自然なのでびっくり！）
でも、部長というより、親分でしょうか？
大山が大関になった村相撲の回想は、
部長の机の上に正座をし、落語で構成！
これが、さすが本職、目に浮かぶようなシーンに。
富山県警から赴任してきた熊田刑事は、
さすが、古畑あがり（？）だけあり、芝居も良かったです。
妹が腕の中で紙のように軽くなっていった・・・という
シーンは泣きそうになりました。
（あとで、弟３人しかいないだろう！というつっこみあり。）
ラストの”タンポン３ヶ月で入院”のシーンも良かったな。
大山は、出てきた時の音楽がバトラー船長だったので
友部さんにかぶり、泣きました...。（そんなことで？）
素朴なところが、五島から出てきて、パンタロンをはき、
喫茶店でコーヒーを値切る大山にあっていたのですが、
浜辺のシーンは、稽古不足でしょうか、
今ひとつ引っ張って頂けず残念。
ここが重要だったのに～～。
水野は・・・コケのアイコという感じが全然しないんですよね。
良いところのお嬢さんだよなあ。
さらに昨日入籍！
カーテンコールで出演者の方から花束をいただいていました。
（でも、大山が殴られた花束の方が大きかった。）
役者じゃないから、今日まで小川を本気で愛すると思っていた
喬太郎さんは、昨日の入籍発表で
「気持ちをどこに持っていけば良いのか～」
石井さんに暴露される。
ひとりも「新妻を1000円で買おうとした」と爆笑！
お笑いの方は間や掛け合いが面白いですね。
でも、博品館で5000円は高すぎ！
次回は銀座小劇場で2500円でお願いします！
