(葉村亮介著)
★★★(ベアの満足度)
数年の引きこもり期間を経て、35歳で作家を志す著者。
「ランダムハウス講談社新人賞」受賞作品。
おでこに茶色い毛をはやした三色パンダが
羽村氏のアパートに転がり込む。
パンダのペースに巻き込まれつつも、
引きこもり生活から脱していく羽村氏。
「夢を叶えるゾウ」とどこか似た雰囲気を漂わせつつも、
三色パンダは、いつもイライラ。
仲間はずれを作りながら、結束を固めていく。
不思議なラストまで、ぐいっと引っ張られていきました。
先日読んだ本に紹介されていた本。
そんな風に芋づる式に繋がっていくのもまた楽しい。