前回「台湾ライチビール」を飲んだので「フルーツビール」繋がりで、
家にストックしてあったベルギーの「リーフマンス」を開けました^^
私はこれまでも飲んだ事がありますが、ビールをあんまり知らない人には
そのイメージを覆すようなキレイなルビー色にびっくりするかも。
私も初めてリーフマンスに出会った時は「これがビール?!」と驚きました!
薄紅色の泡はきめ細かくて、思わずほぅっとなります。
甘いベリーの香りが瓶を開けた瞬間から漂い、フレッシュなフルーツの甘みと酸味が広がります。
熟成したチェリーの深みと程良い炭酸が、絶妙なバランスを醸し出すフルーツビールです。
アルコール度数も3.8%と低い(フルーツビールは低アルコールのものが多い)上に低カロリーと魅力満載!、
ベースとなるチェリーは18ヶ月間熟成され、その後にフレッシュジュースでブレンドされています。
そのジュースは「ストロベリー・ラズベリー・チェリー・ブルーベリー・エルダーベリー」の5種類!!
深さもあり新鮮さもあり、甘くもあり爽やかでもある…。素敵すぎる。
「リーフマンス」は1679年、ヤコブ・リーフマス氏がアウデナールに醸造所を創業した事により始まっています。
今あるリーフマンス醸造所は、ベルギー最古の醸造所の一つ。
1900年頃に地元の農家が、余ったブラックチェリーをビールと交換しに来た事をきっかけに、
ブラックチェリーを発酵タンクに詰め始めたそうです。
ビールの歴史やその成り立ちを知ると(それはビールに限った事ではないのですが)、
何がきっかけになるのかはいつでも分からないし、だからこそその一つ一つが奇跡なんだと熱くなります!
それ以来長い年月をかけて進化し続けているリーフマンス。
その個性的な風味は野生酵母による発酵と長い熟成期間、
そして年代の異なるビールを絶妙なバランスでブレンドする事で引き出されています。
ブレンディングは、淡色モルト・褐色モルト・ローストモルトのそれぞれを使用するというこだわりよう。
冬季に醸造されて夏季に保存できるようにブレンドされているそうです。
「熟成された強い味わいのビール+若くて新鮮なビール→二次発酵」という過程を経て、
この美味しさが作られるというのはすごく納得するところであります。
リーフマンスは「オン・ザ・ロック」という独自の飲み方もあるので、楽しみ方も人それぞれ。
リーフマンスシリーズも他にいくつかあるようなので(飲んだものもありますが改めて)、
これからも飲みたいリスト(増える一方)にアップしました!