先月末に行った岡山土産の2つ目の地ビール「独歩・マスカットピルス」を頂きました。
アルコール度数は5%。
色は透明感のあるちょっと薄めの黄金。
マスカットの爽やかな香りに麦芽の香りが混ざって面白い印象を受けました。
飲み口はマスカットの風味がより強く、後味にふくよかさが残ります。
フルーツビールはやっぱり飲みやすく、するすると飲んでしまいます^^
ピルスとはピルスナーと同義語で、チェコのプルゼニ地方を発祥とするビールのスタイルの一種。
ビールの発酵方法は「上面発酵」と「下面発酵」の2つがありますが、
ピルスナーは下面発酵(ラガー)のビールです。
「独歩・デュンケル」の記事で紹介したこの地ビールは、
岡山の穏やかな気候と美味しい水に、麦芽・ホップ・ビール酵母などすべてドイツの原材料を用意し、
生きたビール酵母の入った下面発酵のビール。
このマスカットピルスは、岡山県特産のマスカットの天然果汁と果肉を加えて作ったフルーツビールです。
フルーツビールではこのマスカットピルスとは別にピーチピルスも作られていて、
こちらもすんごく飲みやすくて美味しかったです。
今回紹介したいのは「独歩」の言葉に含まれた意味。
独歩という言葉が使われたのは中国宋代の禅僧無門慧開(1183~1260)が編んだ公案集「無門関」だそう。
「大道無門、千差路有り、此の関を透得せば、乾坤に独歩せん」
↓↓
「大道(仏道)に入る門は無く、到るところが道なれば、無関の関を通過して、跡は天下の一人旅である」
こんな禅宗の深い深~い意味が込められているんですねぇ。
前回の記事で独歩の「独」にはドイツを意味していると書きましたが、
それとは別に「独歩」という言葉自体の意味も考えるとよりこの名前に込められた強い思いが伝わってきます。
独歩のシリーズは他にも色々あって、何を買うか悩んだ結果今回は「デュンケル」と「マスカットピルス」に。
他の種類も飲む機会がまたあればいいな。
因みにこの「独歩・マスカットピルス」は、
2003年地ビール醸造者協議会Japan Grand Prix銀賞、
Nippon Craftbeer Festival2012第3位を獲得しています。
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