今日の記事は、
ロースクール1年生時代のあおい先生(イメージ)
× 今のあおい先生(イメージ)の 会話形式です
は~~いっ!!!
ね?ね?どうして?
刑法とか刑事訴訟法、いくら勉強しても、
「真犯人はお前だっ」
みたいな、問題が出て来ないんだけど。
あおいね~~~
そういう推理とか、けっこうイケる気がするの。
ほらほら、細かいこと気づく性格だから
法律の勉強に天賦の才能があるとは思えないけど、
そういうほうなら、天賦の才能があるかも
う~~ん・・・、司法試験では、
そういう問題は出ないでしょうね・・・
思いっきり分かりやすく言ってしまうと、
犯行当時どんなことがあったか、
証拠を見ながら認定する作業は、「事実認定」と言います
この「事実認定」は、
司法試験に受かった後、勉強するんです。
司法修習生になって、和光の研修所で勉強しましょうね。
ロースクールでも、2年生以降、
しかるべき科目を選択すれば、事実認定をやることがあります。
え・・・。
なにそれ。つまんないよ・・・。
とにかく、
一刻も早く、
犯人はお前だ!と言いたいんだけど。
司法試験の問題に書かれているストーリーは、
こういう事実があったんです!これは揺るぎません!という前提で、
解いていくものですからね・・・
それに、司法修習生になっても・・・、
「犯人はお前だ!」と言うことは・・・ないでしょうね・・・。
そもそも、犯人性が争いになっているケースって、
あまり見かけなかったような気がします・・・。
なにより、
真犯人を見つけて来ることが、
メインの仕事(勉強)ではありませんので・・・
見つけて来られればすごいですが・・・。
がっかりだよ~~~。つまんない。
ちなみに、未来の私から、過去の私にアドバイスです。
内容は言えませんが、
研修所の刑事系の課題で、
クラスの90%以上の人が、
「客観的な証拠から見て、
この人の言っていることは真実ではない」と、
認定できた事例で、
私は、
「この人、かわいそうだから、この人の言っていることは真実っ」って、
心から信じ切って、あり得ない起案を作り上げたことがあります。
教官も絶句されたでしょうし、
私も絶句しました。
真犯人を見つけられるような、
天賦の才能は、ありませんよ
◆◆菅沼法律事務所◆◆
弁護士 生井澤 葵(埼玉弁護士会所属)
埼玉県越谷市越ヶ谷1丁目11番35号
吾山ビルⅡ 4階
電話:048-969-3801
(お電話の際には「ブログを見た」と言っていただけますと、
スムーズです)
◆プロフィール◆
埼玉県越谷市の弁護士
中央大学法科大学院兼任教員
JADP認定夫婦カウンセラー
埼玉弁護士会司法修習委員会セクハラ相談窓口
離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。
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→弁護士生井澤葵 HP