cogito, ergo sum

日常を楽しめたらいいな

大人のおもちゃ~両刃ホルダー~

2013-08-14 20:59:00 | 大人のおもちゃ~シェービング
シェービングねた。
現在、メジャーな両刃ホルダーと言ったら、メルクールであることに異論を唱える人はいないだろう。ミューレやパーカー、ドルコなどもあるが、知名度・流通量ともメルクールがダントツだと思う。

以前にも書いたように、僕も普段の顔剃りはメルクールをメインに使っている。
メルクールホルダーは
・342C
・FUTUR
・VISION
の3モデルを持っている。
他には、Gillette Adjustableも使っている。


・MERKUR 342C

同じメルクールの333Cからの派生モデル。結構前にクラシカルなグリップデザインに惹かれて買ったけど、あまり使わなかった。
ヘッドの構造は333Cと同じもので、とても扱いやすい。肌へのタッチも軟らかく、これだけ使っていれば十分満足できる。同じメーカーでも334Cの方が人気が高いが使ったことないので比較もできない(^^;
ただ、個人的には温泉などに持っていくことも想定したので携帯性で342Cにした。
333Cのレビューなどで、使っているうちにネジが緩むと言うものがあったが、意識して緩ませようと思えば緩むが、僕が使っている限り、剃っている最中に緩むことはなかった。
敢えて、刃のあたり角を調整するために緩める人もいるが、あれはお薦めできない。
ブレードのホールドが緩くなることから剃っている最中にブレードがブレやすく、しなくてもいい出血をみることになりかねない。
上にも書いたが「これだけ使っていれば十分満足できる」が、調整式のものを使ってしまうと普段使いとしては少し物足りなくなってしまう。
結局最近はほとんど出番がない。

・MERKUR FUTUR

個人的に一番使用頻度の高いホルダー。
昨年購入し、初めて使うときにいきなり「6」で剃り始めてとんでもない目にあった。
このホルダーは刃のあたり角を調整できるようになっていて、「1」が最もセンシティブで、「6」が最もアグレッシブな設定となっている。
初めて使ったときに、いきなり「6」で皮膚に当てた瞬間「ザワ」っときた。ブレードの冷たい感触が直接肌に伝わってくるのだ。
心の中で
「まずい。このまま剃ったら必ず出血する。それも普段から時々見られるような滲むような血ではなく、皮を削いだような出血になる」
と一瞬で判断できるほどだった。
それでも、男の妙なプライドが先立って、「ここでビビったら負けだ!(誰に負けるって言うんだ?(^^;)」と恐怖に打ち勝つようにそのまま剃り始めた。
結果は惨敗で、大量出血ということはなかったが、予想通り2~3箇所表皮を削いでしまい、満足いくまで剃り上げられなかった。
因みにこの時に使った刃はフェザー。以後、フェザーの刃を使うときには「3」でスタートし、3日目あたりから4~5まで上げている。
基本的にフェザーの場合「6」は使わない。
他の刃を使うときには、だいたい「5」で剃っており、モノによっては「6」を使うこともある。

最近はフェザーを含め「6」で問題なくコントロールできている。まぁ、追い込みすぎると出血もあるが・・・・あ、一度スタンドからホルダーのヘッドを掴んで持ち上げてしまい、親指の腹を切ったか(^^;
刃のあたりが安定していて、スッと剃り上げられる気持ちのいいホルダー。
僕の使っているホルダーでは一番深剃りができる。

実は後述するVISIONの剃り味で気になることがあり、こんなことしてみた。
ホルダーヘッドから刃がどれだけ突出しているか?って測定。
上記撮影時に装着していた刃は「shark」のもの。
大体、1.15mmというところだろうか。
個人的考察ではこの数字が剃り味にかなり影響を与えているような気がする。

・MERKUR VISION

満を持してっていうか、勢いって言うか、ただの物欲に負けたっていうか・・・
ま、普通なら買わないホルダーだと思う。
webで調べても334Cと比較して情報量は少ない。
FUTURの場合、刃のあたり角調整は「1~6」の数字だったが、このモデルはハンドル上部の膨らんだ部分に書いてある「◇・V・I・S・I・O・N・」の文字が目盛になっている。N側がセンシティブで、V側がアグレッシブ。
残念ながら少し物足りない。最もアグレッシブにしてもFUTURの4~5くらいだろうか。
どのブランドの刃を付けても最初から最もアグレッシブにして使っている。
さて、このホルダーは剃っていてとても気になることがある。
僕が持っている他のホルダーに比べ明らかに剃り味が違うのだ。
剃れることはそれなりに剃れる。ただ、剃っていて刃が暴れるっていうか、震えるっていうか・・・薄い板が振動してる感じと言えば、多少は言いたいことが伝わるだろうか。
深剃りもできるが、僕の持っているホルダーでは一番肌へのダメージも大きい気がする。
そこで気になったのが、他のホルダーより明らかにヘッドから出ている刃の量が多いのである。

1.85mmといったところか。
薄い金属板がこれだけ出ている量に差があると、やはりブレているのではないかと思ってしまう。
見た目のボリュームのわりにはハンドルの形状は持ちやすく考えられたものとなっている。
僕は気にしないが、この重量は気にする人にとっては半端なく気になるだろうってくらい重いw。
見た目それほど違わないようだが、ヘッドが大きすぎてコントロール性には欠ける。鼻下の処理もFUTURは気にならないレベルだが、VISIONは明らかに剃り辛い。

・Gillette Adjustable

今はなき、古き良きアメリカを偲ばせる一品。大げさに言えばアメリカの良心を感じさせる品ですね。
この頃のアメリカ製品は壊れず、手を抜かず、きちんと作られていた。
以前他のエントリーでも取り上げた「コールマン peak1」なんかもそうでした。
パーツの精度が高いからシリコンやウレタンなどのクリアランス調整できる素材を使わなくても大丈夫。結果的に最近のモデルは樹脂系の材料を使っていて愛着も湧かないし、使っているうちにだんだん精度が落ちてくる。
そう言った意味も含め、このホルダーは気に入っている。
刃のあたり角調整は9段階で、「1」がセンシティブ」で「9」がアグレッシブだが、残念なことにセンシティブを重視した調整のようで、「9」にしてもメルクール333Cのヘッドと大差ない。
逆にセンシティブ側にするにしたがって、刃の押さえを緩めることであたり角を変えているため、刃のブレが発生しやすくなり、剃れないのに危険な剃り心地が実現する。
名前の通りアジャスタブルだが、現実問題「9」以外は用がない(^^;
それでも「9」にすればVISIONよりも剃り味はよく、FUTURより深剃りはできないが、ヘッドも小さく軽いためコントローラブルである。
例えるなら、FRやMRなどのライトウェイトスポーツと言ったところだろうか。
同様の比較をするなら、FUTURは4WDスポーツ、VISIONはSUV的な使い勝手だろうか。
因みに刃の突出量は

1.3mmくらいかな。
欠点としてはFUTURやVISIONに比べヘッドは小さいが、それが仇となって両サイドから刃の一部がでてしまうため耳の下など剃っているときに違和感を感じることがある。
個人的にFUTURの次に出番の多いホルダーとなっている。

他にシックのインジェクター系のものやGEMのホルダーもあるが、使っていない。GEMにいたっては刃が売ってないので使いたくても使えないでいるw


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