妻の実家に到着した翌日の午後、集落を探検した、と言ってもメインストリートを散歩しただけ。
まず、町のセンターから曲がりくねった幹線の山道をオートバイで20分ほど走ると集落の入り口。
人のいないバンブーハウスが目印、ここを右手に折れる。
入り口より勾配の急な舗装された坂道を下ると右手にロースクールがある。
広い敷地のロースクール、のどかだ。
ロースクールの入り口から200m先にこの集落のゴールとなる広場がある。
メインストリートの右手は海岸端でバンブーハウスが立ち並ぶ。左手にはブロック造の住居。
メインストリート左手、ブロック造エリア最初の建物は妹4が通う保育所。
続いて妻の実家。敷地は80坪位で3ベッドルーム。
この集落では2番目の豪邸なのだ。
妻の実家から20m先にあるこの集落の長の豪邸。
センスのない外壁の塗装にめまいがする。
集落の長の豪邸の隣は建築中の生意気な息子の家。
センスのない外壁の塗装をするだろう。
海岸端にはご近所の寄合所となるバンブーハウスが数多くある。
ここで朝から日の暮れるまで噂話をするのだ。
海岸端には井戸も何か所かある。共同の洗濯場となる生活水。
飲み水は山の湧水をパイプで引いて各戸に割り当てられている。
硬水のミネラルウォーターだから旨い。
広場近くにある教会。そういえばキリスト教だったな、と思い出すくらい集落の人の信仰心は薄い。
そしてゴールの広場。バスケットコートがあり、子供の遊び場。
さらに集落の市場でもあるから朝はここで水揚げした魚が取引される。
この先にもうひとつ同じ集落がある。
もうひとつの集落側から広場を見ると樹木で寸断されて見えない。
つまり2つの集落にほとんど交流はなく、それだけ集落は閉鎖的な場所だった。