松尾清晴オートバイ夢ひとり旅・世界走行中・5年10ヶ月・102ヶ国(訪問111カ国)・28万km走破・総集編

2000年10月~2008年11月まで5年10ヶ月・102カ国(訪問111カ国)1500ccで28万km走破

オートバイひとり旅・シベリア横断~中央アジア39-キルギス

2013年01月12日 | 赤道直下と陸路国境148か所

キルギスからウズベキスタンに向かって3人で走る

2003年8月24日日曜 はれ20℃ はれ20℃
10時に永原夫婦とビシュケクのホテルを出発。初めて3人でのツーリングになる。先頭永原さん、みどりさん、松尾の順で走り始める。60キロぐらいして左に入る。GPS持参の永原さん…ぴったりの距離だ!すごいもんだ。心強いツーリングに気持ちもリラックス。100kmぐらいしか走ってないが用心のためベンジン給油をとスタンドに寄るがベンジンはここにはないと言う。

「エエー」2キロ戻って給油した。結果的にそこから200キロスタンドがなかったので戻って給油していてよかったなー。雪が残っている大きな山に向かっている道はときどきダートの道が出てくる程度。山頂からの眺めがすばらしい、気にいった高原の景色に出会った。山を越えて下りきった所で昼飯。コンテナみたいな小屋で食堂をやっている。しばし休憩、気持ちがいいな。


こんな山道をはしるのか・・不安だ.走り続けて峠に出ると雄大な景色がでてきた。




日本では見かけない珍しい山の形と・・珍しい色の湖も出てきた

すがすがしい高原を走る、しかし日差しが強い.。車はあまり見かけない。三人で走っているのでお互いに写真を撮ったり撮られたり、走っている姿の写真など一人ではまず出来ない記念の写真を撮ってもらった。再び山道に入った寒さを感じて来た。もっと寒くなるだろうと思って服を重ね着したが走っているうちにだんだん暑くなってきた。ベンジン・スタンドで脱ぎ捨てる。あー暑かったー。

白い岩山が出て来た、手前には菜の花みたいな花も咲いている。ギザギザになったのこぎりみたいなめずらしい幻想的な岩山。そろそろ5時になる。あと100キロ先の町をめざす。湖の前方には真っ黒な雨雲が横たわっている。今にもやられそうな雨雲。そのまま走っていると湖をぐるっと回って道は大きく右に旋回して雨にはあわなくてすんだ。

「マツオさん」って「雨雲」さえ「割ってしまうんだ」と永原さんは冗談を飛ばす。山間地帯の湖は日本では見たことんない水色の色?、違う、空色?、違うな。日本では見ない湖の色。トコトブル?の町に着いた。小さい町だ、学校みたいな誰も泊まっていないような一軒目のホテル?を下見していたら・・民宿をやっているとゆう40歳ぐらいの男が3人で10$=1200円と言ってると永原さん。

そこについて行くと宿は自宅から2、3分歩いたところの離れたアパートの4階に下見に歩いた。永原さんは荷物を4階まで上げるのが大変だから次を見つけようと言いだした。「じゃ弘ちゃん自分で見つけてよ」とみどりさんは怒り気味。そうこうしているうちに「実家」でもいいと言ってくれる。三人とも疲れて動く気配なし。ここに泊まることになった。平屋の家に荷物を運んで夕食になる。



民家に泊めてもらう。

両親、兄弟、親戚など7,8人集まってきた。なごやかな家族で親しく感じて安心できる。晩飯は外の小さい庭にテーブルで。途中で買ったビール、マカロニ、まんじゅうとか買って来ていたが家の人が手作りの料理など出してくれた。トマトやスイカも。10時過ぎても明るかったのに9時を過ぎて暗くなった。少しづつ日暮は早くなってここんとこ8時半ぐらいで暗くなってきた。疲れている11時に床に着く。