ヒドリガモの群れがいたので,アメリカヒドリが混ざっていないか,探したら,いた。
顔に赤味があり,また,体に灰色味が強いので,純粋なアメリカヒドリではなく,ヒドリガモとの交雑のようだ。
羽ばたくと,腋羽は白っぽかったけれど,少し灰色っぽくもある。
腋羽が白いのは,アメリカヒドリの特徴だが,微妙。
翼上面も見てみよう。
アメリカヒドリの緑色の翼鏡は,ヒドリガモより狭い,というが,どうだろう。
下のヒドリガモの翼鏡と比較して,違いがよくわからない。
アメリカヒドリの緑色の翼鏡は,ヒドリガモより狭い,というが,どうだろう。
下のヒドリガモの翼鏡と比較して,違いがよくわからない。
この群れは,公園の芝生と海を行ったり来たりしていた。
芝生に来たときは,全身を観察することができた。
アメリカヒドリの特徴は,なんと言っても,目の後ろの緑色の帯だが,この写真では,アメリカヒドリの特徴がよく出ている。
アメリカヒドリの特徴は,なんと言っても,目の後ろの緑色の帯だが,この写真では,アメリカヒドリの特徴がよく出ている。
しかし,顔にヒドリガモのような緋色が見える。
背中は,ヒドリガモ寄りかな。
背中は,ヒドリガモ寄りかな。
ややっこしくなってきたので,アメリカヒドリ・今回の交雑・ヒドリガモを並べて,比較してみる。
(アメリカヒドリは,今年の3月30日に蒲生で撮影したもの。)
今回の個体は,アメリカヒドリとヒドリガモの中間的な色合い。
また,アメリカヒドリは,くちばしの付け根部分に,くちばしを取り囲むような黒斑があって,これも識別の重要ポイントになるのだが,今回の個体には,これがなかった。
同じように,アメリカヒドリと今回の個体の顔を並べてみよう。
同じように,アメリカヒドリと今回の個体の顔を並べてみよう。
これだけでも,純粋なアメリカヒドリでないことがわかる。
この群れは,芝生脇の道路を大型車が通ると,その音に驚いて,飛んで,海に戻っていた。
ここでも,腋羽が見えたので,隣を飛ぶヒドリガモと翼の裏を比較。
ここでも,腋羽が見えたので,隣を飛ぶヒドリガモと翼の裏を比較。
左の交雑個体の白い部分が,右のヒドリガモは灰色。
アメリカヒドリは,ヒドリガモとの交雑が多い,と言われているが,この個体もそう。
純粋アメリカヒドリも良いが,こういう個体の方が,より楽しめる。
純粋アメリカヒドリも良いが,こういう個体の方が,より楽しめる。
(追記1)
この6日後の12月28日,再訪したら,まだここにいて,もっと鮮明な飛翔写真を撮らせてくれた。
やっぱり,微妙。
近くには,目の後ろが緑色のヒドリガモもいた。
(追記2)
(追記2)
さらに,12月29日,名取川河口にいったら,純粋アメリカヒドリがいた。
天気が悪く,また,遠かったので,画像が不鮮明だが,確かに翼帯の緑の幅は,ヒドリガモより狭かった。
腋羽は白。
見つけた数秒後,沖合に飛んでいってしまったので,翼帯撮影に,いつか再挑戦したい。
(2024/12/22 ヒドリガモ,アメリカヒドリ)
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