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すっかり葉を落とした、県の特別記念物に指定されている樹齢600年の銀杏が、簫条として晩秋の青空に向かって枝を広げています。
その大木に近寄ってみますと、小枝に鉄製の灯篭が懸けてありました。説明の掛札によると、この灯篭は、平家物語に出てくる、あの源三位頼政が寄進したと言う事です。
どうして、頼政何でしょうか?
この人も、後白河上皇の皇子以仁王、俊寛、藤原親成らと共に、清盛暗殺を謀って、平等院近くで戦死した源氏の流れを汲む武将でした。
また、この人は、百人1首の中の一人「二条院讃岐」の父親としても有名な歌人でもあったのです。
讃岐の歌は
“わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の
人こそしらね かわくまもなし”です。
一方、頼政の歌としては、
庭の面は まだ乾かぬに 夕立の
空さりげなく 澄める月かな
が、新古今集にも取り上げられています。
頼政は、また、宮中で、鵺(ぬえ)退治した話も、平家物語の中に出ています。
そんな人がどうして、吉備津神社とかかわりがありのかよく分りませんが、その人が寄進したと伝えられている灯篭が、吉備津神社にあることは確かです。
案外、難波経遠と、何らかのかかわりがあるのかもしれないと、私は想像しています。
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