円ジョイ師匠とセタッシーの時事ネタ

カラクリ師匠人形とセタッシーアンドロイドとトニー志茂の時事ネタ掘り出し物エンターテイメント

初めての上方落語!

2008-04-04 01:11:35 | 成城寄席情報
今回の17回目の成城寄席は5日(笑助)6日里光)を主任噺家にお招きして、初めて上方落語を演じます。

写真は

絵は大正時代の上方地域寄席の図

この名人の図を見て、成城マーマレードの成城寄席の、せせこましい高座を思い浮かべた人が多いかもしれません。

成城寄席の高座は、わずか畳半畳の広さです。しかも今回は、初めての上方落語会なので、図のように「見台」と「膝かくし」を設置するため、ご覧のような光景が展開されると思います。

たまたま我が狭い店舗の事情での半畳(繁盛)高座ですが、戦前の地域寄席の真髄を楽しめると思います。

上方落語は神社の境内に臨時で立てられた小屋でイベントとして発生したため、散漫にざわめく不特定多数の客を集中、引きつけるために、バナナの叩き売りのように見台を小拍子と張り扇をたたいたりハメモノ等の効果音を取り入れたりしたと聴いています。

目を引くように動きもオーバーな演目が多いです。

そのため着物の裾の乱れを隠す、膝隠しが使われるようになりました。

同じ関西でも京都で発生した落語は、お坊さんの辻説法や檀家さんへの法話から、生まれたものが多く、少しテーストが違います。

江戸落語はどうでしょう?
幇間などと同じく、お座敷芸から発生したといわれ、不特定多数に話すのでなく、自分の贔屓のダンナあいてに噺すため、たっぷりした時間で、じっくりと筋物語や人情噺、芝居噺を、客の好みに合わせ、演じることが出来、派手な演出も必要なく(むしろ粋でない)話芸だけで集中させることが出来たのかも知れません。

地域によって笑いの質に違いがあるのも、こんな由来からかも知れません。

成城寄席は、本来の寄席を再現しようと思っています。
地域寄席と言っても最近は、落語会であり、勉強会や独演会がほとんどです。
定席の寄席(末廣亭とか)では時間の制約があり長い大ネタが演れないので、贔屓は個人落語会に集うのは、良くわかります。

しかし私のめざすものは違います。
世界中にあるような街に、馴染んだ寄席です。ボードビルであり、コメディーハウスでありシャンソニエです。

下北沢のライブハウスにも音楽の合間のコメディやる所も多いですネ!

今回、成城寄席は17回目を迎えますが、ノリの近い、上方落語が成城マーマレードにどうハマるか、とても楽しみにしています。

小田急線成城学園前西口2分野村證券並び    TEL03(3484)1824