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落語 「津波浜」

2011-12-31 02:05:34 | フレンチ酒場(祖師谷大蔵)
長寿演芸番組「笑点」の司会の落語家・桂歌丸(75)が会長を務める公益社団法人・落語芸術協会が28日、都内で納会を行った。
 挨拶で歌丸は「今年は3月11日を境に、日本中がおかしくなったようです。世の中が暗くなっています。明るくすることが寄席の芸人ではないかと思います。来年は落語芸術協会一丸となって、日本国中に笑いを送らないとならない年ではないかと思います」と述べ、東日本大震災を改めて見舞い、笑いの大切さを語った。
 来春昇進する新真打ち5人の紹介、協会表彰、余興などを挟み、会は約2時間でお開きに。締めの挨拶には、同協会副会長で笑点の解答者である落語家・三遊亭小遊三(64)が立ち、「ひとつ陽気で明るく、三本で締めたいと思います」と呼びかけ、「すばらしい来年に向けましてお手を拝借~」と、三本締めでお開きにした。
ニュースより


さあ!我が芸協系花伝亭も三本締め!お疲れ様!

今年大晦日の、花伝亭円ジョイの新作落語は、生まれて初めての人情話!?

といっても古典落語「芝浜」の2011年版である。

酒、財布、芝の浜

からすべてを失った男の震災にんじょう落語

「津波浜」

前半略

「酒か?・・・・・震災後・随分ご無沙汰してるねえ。飲みたくてねえ。酒屋の前を通ると駆け出した

もんだ。でもね、しばらくすると飲まなくても平気になってね。飯を食ったあとの渋茶なんざおつなもん

だと。でも、飲んでって言われるとねえ。飲みたいような。・・」

「飲んでよ。もういいから。のんで・・べろべろになっちゃえ!」

「うん、飲む。飲むよ。飲むからな。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そう。震災、津波が夢になるなら…」


-完-

良いお年を!