きのうは朝からとうさんが心配なのか、夕方まで朝ごはんを食べないままでいたむすめでした。
夕方、帰って来たとうさんがカキピーを食べようとしたら、ウハウハ寄ってきて、足元に伏せをして、しまいには、ふぉしぃ~のぉ~コール。うるさ~いっ
て、とうさんは言いません。だって、むすめには感謝しても足りませんから。
だから、「そうかぁ、お菓子がほしいんですかぁ。でもね、、」
と言って、クマのぬいぐるみのようなむすめを抱いて餌場のドッグフードの皿の前に連れていき、「あげたいけど、まずはこのご飯をたべようよ、ね、このご飯を食べたら、大好きなカミカミチキン棒をあがるから。」と、ジェスチャーを交えながら語りかけたのです。
そのままむすめを餌場に残して、机の前に戻ると、餌場でカリカリとドッグフードを食べる音が聞こえてきました。
えらい、でかしたぞ、むすめよっと思っていると、しばらくして誇らしげに瞳をキラキラさせながら、むすめが「とうさん、見て全部食べたよっ」とワンワン泣きながら戻ってきました。
さっそく、餌場に行ったとうさんの後にくっつくようにやって来たむすめにご褒美のカミカミチキン棒をやりました。
・
ここで、とうさん、ふとあることを思いました。
そして、机に戻りながら、振り向き、「○○ちゃん(犬の名前)っ」と叫びながら、心臓を抑え、ガクンガクンと前に倒れながら、「ハァ、ハァ、○、○○ちゃ、あ、ん、、、、」と声をとぎれとぎれに、そして手足を痙攣させながら、むすめの様子をちらと見たのでした。
一瞬、むすめはガツガツ噛っていた棒から顔を起こし、とうさんをじっと見てくれました。ど、どうしたのかな、という感じ。
そこで、とうさん、すっかり顔を床につけてバタンとなりました。
ん、
カリカリ、カリカリ
おいっ!、、、、、、 、、、、、、、 カリカリ カリカリ
あぁっ!
むすめよ、むすめ、この世で一番賢いのはだれ? そう、おまえ。
むすめよ、むすめ、この世で一番バカなのはだれ? そう、とうさん。
うそでもいいから、このバカを助けに来てくれよぉ~~~
泣きたいよ~。 もう一度、泣きたいよぉ~ ウェ~ン
ん、なにか悪いことした? わたし。。
男はいつまでも子供なんだよ。