きのうは一日、まるで春のような陽気でした。
確かに、気づけばもう2月も終わりで来週はもう3月です。気候学上では新暦の3月から5月までが春ということですから、暖かくなる日があってもおかしくはないのでしょう。
しかし、1月から2月中旬にかけてのあの寒さは、じゃあ、いったいなんだったのかと、愚痴ってしまいたいです。春遠からずなんて気分が味わえないまま終わるのではなにか損をしたような気分になります。
きのうの夕方、うちのシーズーむすめもさすが暑かったのか、夏にしか上に乗らない大理石ボードに身体全体をゆだねて、とうさん、散歩に行こうという顔で見つめているのに気付きました。
数日前にお風呂に入ったので身体の毛がふわふわです。
散歩出かけると、平和公園近くの元安川に浮かんだ牡蠣船は、お客様でいっぱいでした。
みなさん、上着を脱いで冬らしくない軽装で、冬の味覚の牡蠣を楽しんでいるようでした。川面を駆ける風に当たっても心地よいです。右奥のもう一艘の牡蠣船では、完全に窓を開け放してお酒と料理を楽しんでいる方々もいらっしゃいました。
平和公園の前まで来て、これまでなら人もほとんどおらず、寒い冬の風が拭きぬけて来る広い公園の中まで入って行く気もなかったのですが、昨晩は入り口の噴水さえもが優しくて暖かい感じがしてきて、ついふらふらと入ってしまいました。
噴水のそばで、マイナスイオンをしっかり取りこみました。
むすめもここまで来て、暑さに少々バテたのか、床の上にべたぁとお腹をつけて休憩モードです。
ずっと奥に見えるのが、原爆死没者慰霊碑と原爆ドームです。
原爆記念日には両側をたくさんの式典参加の方々が埋める空間の真ん中を通って、原爆死没者慰霊碑の前まで行きました。
慰霊碑の向こうに、川をひとつ挟んで原爆ドームが望めます。
その間にちらちらと平和の灯が灯っています。
むすめもなぜか神妙な雰囲気で、とうさんのお祈りが終わるのを待っていました。
このような厳粛な場所が存在する静かで暖かな夜にも、世界では無益な争いや忌むべき差別がそれ以上に幅をきかせ行われています。
家に帰りついたとたん、雨が降って来ました。夜中ざぁーざぁーと音を立てて降っていた雨が、朝起きても同じ音を立てていました。今日は一日中雨でした。
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