さあ、いつものように
つう父が台所に立つと、まだ、準備もしていないのに
うちの卑しい姫さまが、近づいて来ます。
とうさん、期待してるワンよぉ。
顔、ギザギザだな、おまえ。
今日、作っているのは、お好み焼きだぞ。大阪風だけど。
生地は、もちろん、そば粉。そこに、だしと たまごと 昆布茶と、ひじきも
混ぜて、野菜は、白菜に コンビニのコールスローサラダ用カット野菜に
冷凍のサイコロ野菜も入れて、、えっと、カニカマも入れたかなぁ、、
あぁっ！ わけ分からなくなってしまうよぉ。
ちょっと あきれて 引いてしまったワン。
おっと、冷凍庫に 使わないといけないものが、まだ、あった！
冷凍のインゲンに 冷凍のオクラに なぜかベルギー産の色々なカット野菜に、
肉を忘れていたぞ。今回は 牛豚の合挽きミンチ。
これぞ、親父の料理だぞぉ！！ なんて。
焼くのけっこう上手いです、はい。
小さいフライパンでも、高く放り投げて クルッと反転させて
しっかりと 受け取れますよぉ。
もちろん、たっぷりの オタフクお好みソースを塗ったあと、
マヨネーズと よく分からないと思いますが、
バジルチーズクリームのドレッシングをかけ、
青さの粉を振りかけます。
それに、つう父は 山椒の粉も振りかけて ピリッとさせます。
お皿などに移さずに、フライパンのまま 熱々を食します。
もちろん、下で待機中の つうも付録で もれなくついて来ます。ガハハ
自分でも 大胆で すごいお好み焼きだと感じますが、
でも、これが、ふつうなんです。
あるものなんでも入れたら、より美味しくなりそうで、、。
なにせ、それが お好み焼きですからぁ。
ただ、つうよ、今晩のごはんは、なかなか おすそ分けできないぞぉ。
とはいいながら、最後に あたしをお膝に乗せてくれて、
口の中で ミンチを捜し出して 少しずつ何回も あたしに 分けてくれたワン。
↑ そうなのだぁ、つう姫の 親父さんは、やさしいだぁ。↑
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