「ボブ吉」デビューへの道。

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松尾諭さんの似顔絵。「SP(エスピー)」第8話(エピソード0)

2007-12-23 17:01:22 | 有名人似顔絵【ま・や行】


●「SP SECURITY POLICE 警視庁警備部警護課第四係」第8話
「警護四係に合流せよ」

「それなら何故悪に手を染めたっ
法を犯すことに、リスクがないとでも思ったのかっ!?」
前話での尾形(堤真一)のこの言葉が、未来の「誰か」に向けられた
言葉に思えて、非常な結末を予感してしまいました。
今話は、SPの模擬訓練から始まりましたが、このドラマ自体にも、
まさに様々な判断材料が隠されてて、それを見分けていく作業の
面白さがありますね。
それから、感想を書いてる時、過去の回の言葉が
ふっと浮かんできて、つながる事も快感。
例えばこのSPの訓練なんか、「善と悪の境界線が曖昧な世界」
とも言えますよね。
(いや、まあ僕らが生きてる世界も、そりゃ善悪の境界線なんて
曖昧なんですけどね)
尾形が、大橋(片桐仁)に言った「我々に信頼を与えてください。」も、
今回の「信頼は、SPの武器」という、教官の言葉につながりました。
もっと言えば、次回予告で山西(平田満)の
「命を懸けて、こんなクズを守るのが、お前の仕事か?」とも
リンクしてきますよね。
そのリンクを際立たせたのが、殺されそうな人物(大橋)を、
(引き続き)守らせてもらえないというエピソード。
言葉やエピソードのリンクが、物語の大きな像を造り上げています。
それがこのドラマの魅力になってると思います。

今回ちょっと引っ掛かってるのが「事件発生2ヶ月前」のシーン。
「大変でしたね~今日の警護。」「確かにな。」
「何かおかしくないスか?」「何が?」
「大臣の誘拐を目論むテロリストたちが、オートバイと
ライトバンに乗って襲ってくる想定の訓練なんて、
警察学校でやんなかったですよね?」
「確かにね。」
「ましてやテロリストを撃退する訓練も、しませんでしたよね?」
「あぁ、やらなかったな。」
「なのに、どうして俺達の警護の時にだけ、
そういう事が起きるんですかね?」
ってことは、実際に起きたってことですよね?
冒頭のSPの訓練シーンと、似通った事件が、実際にも起きたって
事ですよね。
会話の続きからすると、都知事襲撃事件、病院占拠事件の後みたいですし、
サラッと流されてますが、よく考えると、ドキッとしてしまいます。

さて山西(平田満)が出所してきました。
以前の尾形との会話が気になってます。
「あれは偶然の事故だったんだろ?頼まれて茶番劇のテロリストを
演じるはずだったのに、本当のテロリストになってしまった・・
そうだろ?」
「俺に真実をよこせ。悪いようにはしない。」
短絡的かもしれませんが、山西って、元SPなのかな?と
思ったんですよ。それなら、この会話の意味も何となく
わかってくるんですが。
これに今回の尾形の言葉、「いいのを見つけたぞ。」と、
本庁警備部理事官・西島(飯田基祐)の行動(内通者?)を
加えると、イヤな想像しか出来ません(汗)
その想像は外れてるとは思うんですが、
尾形って、時に「らしくない」言い回し、しますよね。

※最初の記事で、松尾諭(マツオサトル)さんの漢字を
間違えてしまいました。すいません。
ドラマ版「電車男」のネットの住人役の方だったんですね。
髪型が変わってたので、全然気付かなかった(汗)