●「SP SECURITY POLICE 警視庁警備部警護課第四係」第6話
「暗殺者を確保せよ」
あの「なぞなぞ」って、意味あったんスね。
「切っても殺しても、事件にならないものって、な~んだ?」
「いくらモノを盗っても、警察に捕まらない職業、な~んだ?」
カメラマンとか、漁師とか、呑気に考えてる
場合じゃなかった(笑)
いくら事件が起きても、いくら状況証拠が揃ってても
それを「テロ」とは認めないという、隠ぺい体質、
事勿れ主義を、作者が皮肉ったものですね。
それ以前に警察ってところは、何かが現実に事件が起きないと、
動いてくれない。
いや警察だけじゃなく、何か大きな被害が表に出ないと、
動き出さないのは、どこかの役所も同じですか。
前回の感想では、「動く壁から考える壁」または
「攻める壁」でありたいという、SPのジレンマについて
書きましたが、敵と闘い、そして内部でも闘ってるわけですよね。
さて井上(岡田准一)の「想像」を予告に使ってまで、
混乱させてくれたのは(笑)、酷いなぁとは思うんですが、
ポール(チョウ・ソンハ)とジョージ(中川智明)が、
毒物や劇物を所持してたってことは、
その想像・予測が、当ってたって事ですよね?
何かを未然に防ぐには、確かにリアルな予測が必要。
井上は、「自分が殺るなら・・」と想像したんでしょう。
警察の上層部は、その想像・予測が欠如してるように思えます。
そして、そんな井上は、手錠をいつも携帯していません。
逮捕するのはSPの仕事ではないと、自覚してるからでしょうか。
井上が普通に手錠を所持する時、それが尾形(堤真一)の
理想とするSP誕生の時なんですかね。
※1話で、テロリスト(三代目魚武濱田成夫)に
「VIP様、豊洲のシネコンに22時到着予定。実行なされますか?」
というメールが来ましたよね。
テロを支援してる人物がいるんでしょうか?
それが、山西(平田満)の言ってた
「熟した実」というものなんでしょうか?
この「実」ってのが、まだよくわからんのです。