今日から趣向を変えて、英国の女流作家、メアリー・シェリー氏の代表作「フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス」から名言や台詞を紹介して行こう。尚、フランケンシュタインが創造した怪物(人造人間)は、1931年に米国、ユニヴァーサル映画社で制作されたボリス・カーロフ演ずる、その後に定番化されたものとは些かキャラクターの性格性が異なるようだ。その物語は北極探検隊の隊長であるロバート・ウォルトンが、姉に送った手紙に綴られている。その手紙には、北極海で怪物を追い、衰弱していたフランケンシュタインを救出してからの様子を伝える事から始まる。ちなみにそこで博士として映画では扱われるフランケンシュタインは、原作では科学者を志す青年である。では、その手紙だ。「ねえ、マーガレット姉さん、ぼくには偉大な目的を果たす資格が十分にあるのではないでしょうか?」「贅沢をして気楽に暮らすこともできたかもしれないのに、ぼくは富の誘惑に負けず、栄光を求めることを選んだのです」。これはウォルトンが、探検家を志す意思を姉であるマーガレットに伝える文章だが、野心のある年代は「富と名声」に憧れるものだ。人生、何事も挑戦とも言うが、斯くありたいものである。中核派の指名手配犯が、約50年も逃亡したが、末期癌になり、観念して本名を明かした事案があったが、危険思想ながら、これとて野心である。なので道さえ間違わなければ、それこそ大物になれる素質のある人物であっただろう。そう思うと他人の一生ながら残念でならない。しかしやらかした事は酷いものである。(そんな事を思ったりする。)その今では古典となる怪奇小説の「フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス」だが、今更ながら読んでみたくなった。
桐島聡容疑者と名乗る人物 死亡を確認 入院先の病院で
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240129/k10014338861000.html
さて少しずつではあるが、部屋が片付いてきた。修理品の修理が順に終わっているからだ。8ミリ映写機のように買わずに済んだ物もある。ELMOの「ST-800」なる映写機だ。こちらは動力回路のコンデンサ(80v 1000μf)をひとつ、交換をすれば完成だ。業務用としても充分な性能だが、こちらをテレシネ用に使う。それと毎日、ピンチローラーの微調整をしているVictorのカセットデッキ(「KD-A3」)だが、取り敢えずテープは滑らなくなった。まだまだ微妙ではあるが、フラッターはなくなった。しかし経過観察は必要なようだ。とにかくメイン機として使える物があれば良い。そんな処か?カセットテープのラベルとIndexも作らなければならない。出来れば更に片付く。