昨夜は旭川にお通夜に出かけた。友人Tの夫人が突然急逝したのだった。肺の手術を受けたことが有ったが、元気に回復しこの日もゴルフを楽しんだあとだったという。Tは「順序が逆だよ」と気丈に応えてくれたが、あとが心配だなと泊まりがけで函館から出席した友人と話をした。
以前、豪快な級友が奥さんに先立たれて一週間食事もとれずに酒を飲み続け長男が心配し相談にきたこともあった。昨年、毎月クラスの勉強会を主宰していた級友が、奥様のあとを追うように亡くなった。今は、長男が参加している。大学の私たちのクラスは、非常にまとまりが良く、毎年のようにクラス会をやっている。数年前に、大雪山の温泉ホテルでT夫妻が主宰されたのが昨日のように覚えている。
大学卒業後50年近くクラスの事務局を任されているので、クラス会を主宰してくれる有志は有難い存在なのだ、彼にはクラスの旗まで造って貰った。訃報は、突然やってくる非情なものだ。亡き奥様との楽しい会話や笑い顔しか想い出せない、葬儀に使われた写真は飛びだして来そうな明るい笑顔だった。それが尚更に悲しみを誘った。合掌。
スパルタ教育で有名な彼の著書は、テレビやラジオで何度か話題になったが、施主の長男は喪主の父を凌ぐ貫禄を示していた。剛の父よりも柔の母の影響が強く育った感じがした。帰りの夜汽車の中で、留萌には30-460剛竿と5-530の柔竿をコンビにして持参することに決めた。