ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

奇特なこと

2015-03-27 19:55:19 | 釣り
若いころ一緒にハモの時期に、稀府海岸まで徹夜の釣りに通っていた同期生が亡くなって早3ケ月経ちました。彼の遺言の「後は宜しく」に応じて、同期の5名が、彼が院長をしていた病院に交代しながらバックアップしてきました。4月から常勤の後任者の内科医がきまり、内科が2名になりましたので、頃合いをみて、私は、お役御免になり、ホットしております。

写真の温水プールのリハビリなどが人気ですので整形外科の二人は、交代で暫く通わねばなりません。また脳外科と小児科の応援医師も当分通うことになるでしょう。今日の空知の空は、かすんでおり、右手の暑寒別岳連峰の方角は、山やまがよく見えません。雪に覆われている水田の上を吹く風は冷たかった。

八時発の汽車に乗るためには、六時前に起床ですので、朝起きする家人の辛さも、背おっての約束でした。病院を存続させるピンチヒッターとして、員数合わせのような役目は、果たせた、と思っております。道内には、同じような事情を抱えた病院が、多いと存じます。

地の利の良くないところなら、急に医師の一人が体調を壊したとか、入院した、亡くなったとなると、場合によっては、病院の存亡に関わってきます。友人は、強がりで体調の良くないのを隠していたきらいがあり、もう一人の友人は、人知れず、病院に入院しました。余裕をもって日常の診療をしている病院は少ないのが北海道の医療の現状です。喜寿を迎え50人ほど生き延びている同期生の1割になる5名が応援できたのは、奇特な彼の仁徳によるものです。