ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

コマセロケット籠仕掛け

2011-08-10 09:47:14 | 釣り
札幌郊外バラトのフナ投げ釣りで使われるコマセは、粉ものを適当に混ぜ合わせて造られています。底に流れ落ちるコマセを吸いこむ時に近くのミミズも吸いこむパターンが多いようです。ホッケやサバ釣りの時のように中層を狙った比重の軽いものより、底狙いになります。底に錘の付いたコマセ籠(前出)が主に使われますが、この籠には胴付(突)き2本仕掛けが主体になって、手返しが非常に素早くできるので重宝ですが、肝腎の底の大物を狙っていない欠点があります。

今年になっての2回の交綸会の淡水大会では、2度ともゲスト勢に上位を独占されました。鮒しか審査しない交綸会のメンバーの使っていた仕掛けは、ほとんどがコマセ籠の上に胴突き2本針仕掛けを付けたものでした。ところが、ゲスト勢は、釣魚連盟の規約にのっとり重量を稼げる鯉狙いが主体でした。鯉の吸いこみ仕掛けにミミズの大型やトーキビなどで大型を揚げていました。

私が3号の磯竿を使っていた時には、プラスチック製の大型のコマセロケット籠の仕掛けを愛用していました。2号や1.5号の細い竿を使うようになってロケット籠の大きさと錘がどの位がいいのか、悩んでいました。流れのない月沼では細い竿でも機能を発揮しますが、流れの強いバラト川の本流では、細い竿に合わせた錘の重さでは浮きあがってしまい、用をなしません。



コマセロケット籠は、写真のように小、中、中大、大の4種類があります。月沼でのフナの投げ釣りでは、小には8号の錘にし、流れが出てくるとがん玉をつぶして付けています。中には、10号の錘が妥当です。小と中のコマセ籠は1.5号の竿で捌くことができます。中大になると13号か15号の錘が必要になって1.5や2号の竿では投げる限界で危険ですので、3号の竿にしています。名人たちは、この中通し錘の下針に勝負をかけて、2連針など、それぞれ工夫を凝らしています。

フナの焼き鳥釣法

2011-08-09 08:49:34 | 釣り
数年間、立ちこみでの投げ釣りを続けているフナ釣り。今回は帰宅後の予定があった為に陸釣りにした。岸壁での釣りや防波堤での釣りもあまり慣れていないので、竿の捌き方が上手くいかなかった。

3.6mの竿を岸壁釣りの竿立てに立てて釣ったのだが、微妙なフナの中りが取りづらい。立ちこみの場合は、故和八さんに作って頂いた鯉にも使える1本づつの立ちこみ専用の竿立てを常用していた。フナも違和感なく吸い込むのだろう、竿先が水中に向かって刺さりこんだ。

陸での竿立てでは、3.6の長さでは、竿の角度が悪く、抵抗感があるのだろう、一度ちょっとさわる様な感じを示すが躊躇して吸い込みが悪かった。数は規定の20尾は釣ったが、フナ釣りをしたという満足感は得られなかった。

終盤、隣に入った二人連れの釣り方が気に入った。釣り会ではなく、遊びに来たと言っていたがなかなかのベテランで、立ちこみ用の竿立てと軽い岸壁用の竿立てを二連に組んで適当な角度に調整していた。いわゆる焼き鳥釣法だ。ロープを巻きつけておくなどすれば鯉に持っていかれることもないだろう。

初盆、友は粉になって

2011-08-08 10:00:46 | 釣り
大学を卒業後、アメリカに渡り50年近くアイオワとイリノイの州境の街に住んだ友が昨年11月に亡くなった。腎がんの再発だった。今年は初盆なので故郷の北海道に納骨に息子さん2人を伴って奥さんが帰国した。

声をかけて数人が親子3人を囲む会食をもった。洗いものは洗剤に漬け、釣り帰りの後始末などはそこそこにして、フナ釣りのあとなのでドブ臭くないように、念入りにシャワーを浴び出かけた。

3組の夫婦は、彼の自宅を訪問したことがあったが、私は初めての対面だった。彼は幼馴染の奥さんと、アメリカで生まれた子供2人には家庭内でも英語で通したので、医師になった長男、弁護士になった二男は日本語が話せなかった。

北海道には身寄りが少なくなって草ぼうぼうの墓だったという。二人の息子さんには、墓守になってほしいので連れて来たようだった。ひとしきり亡き友の話題で盛り上がって時間をかなりオーバーした。デザートが出された時に思い切って尋ねた。「お骨はどのようにして持ってこられたのですか」、「骨ではなく夫は粉になって帰ってきたの」と奥さんが応えた。アメリカで火葬をすると、火力が強い所では粉にして遺族にかえされるのだと。粉になっているがお骨である証明書を持っていた。合掌。

フナも場所

2011-08-07 16:19:16 | 釣り
鮒は鯉科の魚なので、エサは食いつかないで吸う。大きいのになると雑食で何でも吸いこむようなので今日は真面目に下針にイソメをつけて捕食の有無や良さが違うのか試した。大物釣り師達は、鯉の吸いこみ仕掛けで鮒の大物を狙っているが、彼らの傍で、私はオーソドックスに胴付き2本仕掛けの下に錘付きコマセ籠をつけて釣ることにした。

バラト川の本流、しかも流れの強いところで釣りをするので錘が合うのか不安が残っている。磯竿1.5で号でもコマセ籠は適当な重さがないと流されて、フナの捕食回数は減る。21日に生振で釣魚連盟の全道淡水大会があるので、本日の釣り会は釣り場の下見に行くだろうといつも混雑するネット横の観覧席に釣座を設けた。



私の右隣に94歳の伊藤翁が入って、大物を狙っていた。風もなく気温はどんどん上がるので、自分の竿先よりも伊藤翁の顔つきに目をやっていた。午前10時を回る頃より腰が抜けたようになって立ち上がれなくなる。車に乗せてきたK藤さんと、熱中症のなりかけだからと、アイナメさんに連絡、家に連れ帰って貰うことにした。抱きかかえて土手を昇り、車に乗せた。涼しい車のクーラーと水筒の水が効いて来て家に着いた時には歩けるようになったという。病院に行かずに済んでほっとした。

入賞者は、いつもの常連、すべて非交綸会のゲスト。フナも磯釣り同様に大物の居るのは場所だ。写真左から2位の内藤昭夫さん1712点、中央優勝は川原要四朗さん1790点、右は3位の坂上義信さん1569点。4位吉本孝則さん、5位に村岸省三さん。アイナメさんは、伊藤さんの搬送に2時間のハンデイあるが身長賞(4位相当)。入賞者は、尺ブナを3-4匹釣っていたが、私は20尾すべて20センチ台で7位のラッキー賞にお米を頂く。看病の努力賞だろう。

うろこ落としと骨抜き

2011-08-06 12:04:34 | 釣り
留萌のニシン場に移住する前、金沢の料亭で板前をやり富山で魚屋を開いていた父の魚の捌き方を見るともなしに見てまねて魚を捌いていた。最近釣った大型ウサギアイナメを、包丁の刃や背を使ってのウロコ落としに難儀し台所から近辺の床までウロコを飛ばしてしまった。

近くのスーパーで出物の「きんき」が有って、調理場に内臓とって二枚におろしてと注文し、他の買い物を済ませ包んだ「きんき」を貰って帰ってきた。なんと、うろこをとっていない!翌日、今の調理人は、魚のうろこを落とさないのか、と抗議したが、誰がそんなことしたのですか、で済まされてしまった。これからは、この店で魚の調理は頼まないことにした。

やってみると分かるが、内臓が抜かれて、水洗いされ二枚におろされた魚のうろこを落とすのは至難の業である。身にうろこがつかないように恐る恐る外した。この時に、プロの使ううろこ落としが欲しくなった。写真のものは、いつも行く値引き屋さんで選んだものである。百円ショップにも同じような機能のものが売っている。歯の治療以来、小骨が気になってサケのハラスが怖くなったので小骨抜きも買ってきた。



ご存知のように、水を流しっぱなしにして、魚の表面の汚れとヌメリをとった後に、シンクの中で魚の頭を左手で持ち、うろこ落としを使って、右から左に魚の側面のウロコから初めて、腹、背、最後に尻鰭のウロコを落とす。次いで内臓をとり、二枚や三枚におろすのが普通のやり方である。この手順が分からない調理場の人間が居ると知ったのは新鮮な驚きであった。

ペットボトル症候群

2011-08-05 11:36:10 | 釣り
先日、200近くに血圧が上昇した持病のない中年男性が、めまいもするし、頭痛もする、吐き気もあって食事もとれない、不安が強く家に帰れないと午前中から午後にかけて点滴を受けて寝ていた。熱中症のような冷や汗もかいている。午後1時半、血圧も140に下がり元気もでてきたので、いろいろと話を聞いた。

食事もできないので常用している市販の炭酸と糖分入り清涼飲料水をがぶ飲みしていたという。最近話題になっているペットボトル症候群かもと、血糖を測ると正常値の上限を超えていた。心電図もほかの血液検査も正常範囲内であった。電解質だけの補液であるので、空腹時に血糖が上がる理由はない。糖分入り飲料水のがぶ飲みに疑いをもった。本人のいうところによると、最近1日に2-3本は同じものを飲んでいるという。

出回っている清涼飲料水100mlに10gの糖が含まれる。500mlのペットボトルなら50gの糖が含まれていることになる。スポーツドリンクにも100mlに6gの糖が含まれている。大量の糖分をとるとインスリンの働きが低下し「ケトン体」がふえて、身体がだるくなって、意識がもうろうとしてくる、昏睡に陥ることもある。この症例は意識が軽くもうろうとして恐ろしい不安だとかぶつぶつつぶやいていた。

熱いから水分を取れとか、炭酸飲料はダイエットになるとかTVで喧伝されて飲むペットボトルの中味の吟味に怠りがある方がいるようだ。「ペットボトル症候群」は、1992年に、聖マリアンヌ医科大学のグループが、糖分入りの炭酸飲料水を飲んで急性糖尿病を発症した症例に名づけられた病名である。釣りでも甘いペットボトルに気をつけよう!

勲章

2011-08-04 11:19:47 | 釣り
昨年、栃木県に住み東京に通勤していた友人が勲章を授章しお祝いの会を兼ねて大学の同期会を札幌で行った。今年は、札幌で活躍していた友人が勲章を貰ったので同じようにお祝いしながら同期会を催す。

先日、彼の職場関係者が発起人になったお祝いの会に出席したが、結婚式の新郎新婦のような晴れがましい顔で入場してきた。勲章も内助の功に負うところが大きく奥様が若々しく美しく見えた。

2003年からは、勲章の等級は表に出さなくなり、女性にも勲章が与えられるようになった。以前は、勲章を授与されると年金の加算も考慮されたが、現在の勲章は、文化勲章を除き名誉だけになっている。

文化勲章授章者には文化功労者年金法によって、終身年額350万円が支給される。勲章は天皇からの授与になるが、総理大臣からの国民栄誉賞(章ではない)受賞に応えてなでしこジャパンの各メンバー21名にそれぞれ650万円の報奨金を授与したのは、サッカー協会の評価なんだろう。釣りに勲章はあるのだろうか?

やりかけのひと

2011-08-03 09:03:57 | 釣り
今朝のテレビを見ていて、どうも私は整理の悪い「やりかけのひと」に分類されるようだ。時間に追いかけられているような焦燥感があって、あっちのこと、こっちのことの合間に釣りの支度を曜日を追って詰めていく。

高校の同期会の反省会を終えてから、決算報告と一緒に来年の予告も編集して郵送しようと準備をしている傍らに、大学の同期会の案内文のドラフトを他の幹事とやりとりしている。その横をみやると、磯釣りのリュックが放ってある。淡水釣り用のリュックは別室にあるのだが、仕掛け製作の小物は両者のものが入り乱れている。

片づけてくれと袋もの達が呼んでいる。じっくりと陰干ししている胴付き3本がぶら下がってカミさんに嫌がられている。防寒着も整理できないでいる。乱雑に散らかしているのは、一見して探し物が見つかるので自分なりには安心が得られる。収納箱などに片づけてしまうと、タンスの肥やしになってしまう気がするからだ、と言い聞かせているが。散らかっているのを見るのは、やはり辛い。

定期購読している釣り新の釣り会成績をスクラップし、個人ごとの情報としてエクセルに入力している。創刊以来のものを入力してみようと思い立ったのが、1年前でさっぱり進まない。釣り場写真の整理も続けている、一方で毎週釣りに出ている。大学の同期生の消息を調べて少しづつ入力し月末までに同窓会事務局に送らねばならない。教科書の改訂版に向けての情報も折をみて入れている。講演会や研修会に参加するなど仕事に関する勉強も怠らないようにしなければならない。同時に進行することばかりで、やりかけを並行させて行くしかないだろう。内情は釣り三昧ではないのです。

フナは赤い針がお好き?

2011-08-02 16:14:27 | 釣り
今週7日(日曜日)は、午前4時から午後3時まで水郷バラト一円で交綸会の淡水大会です。フナの投げ釣りは、釣った魚を放流しますので帰宅後に魚を捌く必要はありません。

大学卒業後、アメリカに渡り結婚し永住していた級友が昨年亡くなり、奥さんと子供さん2人が納骨の為に帰ってきます。家族3人との会食が7日の夜に有ります。いつもは、立ちこみ釣りをしているのですが、帰宅してからの後始末に時間を取られますので岸からの釣りにすることにしました。

毎回の釣りにはテーマを決めて行っています。フナは赤い針が好きなのか、が課題です。前回、釣り場に慰問に訪れてくれたFK谷さんから頂いた赤い針を結んでいます。チヌ針はほとんど3号の金針を使っていました。今年使い出したアジ針も金針です。

金針は、キラキラ光って集魚効果もあると言われていますが、エサのミミズの刺さりもいいし、分厚い唇のフナへの刺さりがいいので愛用しています。赤い針は、本州では幻の赤チヌ針というのが伝説になっていますが、フナでも赤い針が幻と言われる釣果を示すか見ものです。赤い針を糸ミミズと錯覚して集まって来る予感がします。皆と並んで比較してみますね。

フナ釣りコマセのレシピ公開

2011-08-01 11:13:18 | 釣り
バラトでのフナの投げ釣りではミミズを、私は3匹針に房掛けにしますが、コマセを使わないと食いは極端に違います。コマセ籠は先日お見せしたものですが、竿のサイズに合わせてプラスチックのロケット型の中や小も使います。

私のコマセのレシピは、今年は軽サナギ粉が入手できませんので昨年と一寸違います。粉の袋物が主体で、札幌で入手できるものはマルキューからのものばかりです。袋ものは結構な値段で、マルキューの営業所には、ほとんどの袋ものがありますが、割引はしてくれません。釣り具店によって割引率に違いがあります。私の場合、以下のレシピに従って前日の夜に自宅で調合しています。

バラケマッハをマグカップ2杯、バラケGや新Bなどを1杯づつ2杯、マッシュポテト1杯、パン粉1杯、サナギ粉1杯、フェロモン(メガミックス グレなど)0.5杯を大きなボウルの中で良くかき混ぜます。これにリキュール(数年使用)ぽたぽたと5mlほどふりかけ、バニラエッセンスを10滴パラパラとふりかけ、おろしニンニク(営業用大型のメーカー品)小さじ5杯を万遍無く振りかけたあと、マグカップ2杯程の市販のミネラルウオーターをバラケル程度に加えてかき混ぜたのち、塊にしてビニール袋に密封(匂いを逃がさない為)して冷蔵します。


クーラーに上の処方で造った袋を6個はもちます、当座使う分だけ釣り座の傍に置きます。混ぜた袋をもって行き、現場の水をバラケル程度に加えて造る方法もあります(ガサガサと袋の音がうるさいので私は自宅製造主義です、また熱い所にエッセンスやニンニクを持参できません)。マッシュポテト2杯のところをパン粉1杯、マッシュポテト1杯と節約できます。ミネラルウオーターを使用すると、ビニール袋に詰めた未使用分は保存が効きます。かき混ぜるにはビニール袋を手袋がわりに使用します。魚にも、環境にも腐敗させない努力をしています。